#カルトナージュの作り方

カルトナージュでインテリア。丸箱の作り方

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サイズ:⾼さ18cm、底の直径24cm

先週に引き続き、フィンランドのテキスタイルを使った作品です。今回は、グラフィカルなパンダ柄、「AJATUS」(アヤトス)を使ったインテリアアイテム。製作してくれたのは、カルトナージュ作品でおなじみの杉山みほこさんです。

デザイン・製作:杉⼭みほこ(happiness box)


使用した布:
 (本体外側⾯・内底、ふた上部) Finlayson ”AJATUS” JG43100-1 (A)


材料:
□⽣地(本体外側⾯・内底、ふた外上部):90cm×50cm
(本体内側⾯、ふた側⾯・内上部):90cm×70cm
(本体外底):30cm×30cm
□厚紙:厚さ1.5mm、A1サイズを1枚
厚さ2.5mm、A2サイズを1枚
□ケント紙:A1サイズ、B4サイズを各1枚

カルトナージュで作る丸箱について、杉山さんにいろいろとお尋ねしました。

KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
以前からfinlaysonの生地が好きだったので、KOKKAさんで発売されたと知ってうれしく思いました。ぜひ使ってみたいと思いました。この柄は、とにかくパンダ。大きな柄を生かして、存在感のある作品にしようと考えました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
パンダのかわいい柄なのですが、子供っぽくなり過ぎないように、シンプルに色を合わせました。大き目の箱なので、収納力もあり、インテリアとしても存在感があると思います。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
 厚紙でキレイに形を作ることが、何よりもキレイに作るポイントです。厚紙を曲げる時、折れてしまうとキレイな形を作り難いので、注意してください。1日くらい曲げた状態で置いておくと、かなり作り易くなります。円の半径を変えれば、同じ作り方で、色々なサイズの箱が作れます。(直径x3.14=円周の長さですので、側面の長さを決めてください)

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
1個でもかわいいのですが、何個か作って、積み上げて置くのも、かわいいと思います。帽子の箱のイメージだったので、クローゼットの周りで、季節の小物(手袋やマフラー)の使わない時の収納などにも。リビングのソファーの横に置いて、毛糸と針を入れておいたり、刺繍用品入れておいたり、テレビを見ながらできる手仕事用品の片付け場所としてもいいと思います。

KF:杉山さん、どうもありがとうございました!杉山さんが撮影してくれたカルトナージュで作る丸箱の作り方プロセスも杉山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

カルトナージュで作る丸箱の作り方

1.道具と材料
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側面用の厚紙は、前日くらいから丸めておくと作りやすい。

2.箱の形を作る
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厚紙(2.5mm厚・ふたa)に沿わせて、厚紙(1.5mm厚・ふたb)の1枚の長さを調整する。
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厚紙(ふたb)が突き合わせになるようにカットする。
04
その両端を水張りテープで貼り、輪を作る。
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厚紙(ふたa)と輪をボンドで固定する。その外側に沿わせて、残りの厚紙(ふたb)1枚の長さを調整する。

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2枚のつなぎ目を少しずらして、外側に貼り付けると、ふたの形が完成。

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厚紙(本体a)と厚紙(本体b)で同様の作業をし、本体の形も作る。

3.本体に生地を貼る

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本体の外側面にボンドを塗り、生地(本体外側面)を貼る。そのとき、生地の貼り始めから1周する3cmくらい手前で、いったん貼るのを止め、のりしろの始末をする。
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貼り始めから2cmくらい重なる長さで、生地をカットする。
10
生地の端を1cm折り返して、ボンドで貼り(写真)、残りの部分にボンドを塗り、1周全部を貼りつける *ドロワー型ボックスの作り方2-2と同様です。

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下側ののりしろにV字に切り込みを入れる。
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本体底に貼り付ける。
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上側ののりしろは、内側に貼り込む。

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生地(本体中底)にケント紙(本体c)の1枚を貼り、のりしろを1.5cmにカットし、切り込みを入れ、内底を作る(写真)。箱本体の内底面と側面下1.5cmくらいの高さまでボンドを塗り、内底を落とし込み、貼り付ける。*ドロワー型ボックスの作り方3-1と同様です。
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生地(ギンガム・本体外底)に残りのケント紙(本体c)を貼り、のりしろをカットし、切り込みを入れてから、ケント紙に沿って内側に折るように貼り付ける(写真)。それを箱本体の外底部分に貼りつける。

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ケント紙(本体d)を本体内側面に合わせて、長さを調整する。
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生地(黒・本体 内側面)に調整したケント紙(本体d)を貼りつけて、生地の角を4か所カットする。
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短い辺ののりしろ1か所を残して、3辺ののりしろを貼りつける。
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それを本体内側面に貼り付ける(写真)。のりしろを残した所から先に貼っていき、1周した生地でくるまれた側が上に重なるようにする。

4 ふたに生地を貼る
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ふたの側面に生地(黒・本体 内側面L)を貼る(写真)。ふた上側にのりしろ1.5cmを残し、下側に生地が多く残るようにする。1周終わる部分ののりしろは、3-1と同様に、端を折り返してから貼る。
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上側ののりしろに切り込みを入れ、のりしろを上部に貼り付ける。
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下側ののりしろに切り込みを入れる。

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内側面と同時にのりしろも貼り付ける。

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生地(パンダ・ふた 外上部)にケント紙(ふたc)を貼りつけ、のりしろをカットし、ケント紙に沿って貼りつける。
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それをふた本体上部に貼り付ける。
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生地(黒・ふた 内上部)に残りのケント紙(ふたc)を貼り、先ほどと同様にのりしろを処理し、蓋内側に貼り付ける。完成!

裁ち方図と作り方はこちら
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カルトナージュのレターホルダーボード・ペルメル

サイズ:縦32cm、横45cm、厚さ1.5cm

フジヨシブラザーズのビビッドな生地を使った、レターホルダーボードを紹介。カルトナージュの世界では「ペルメル」と呼ばれる人気のアイテムです。作ってくれたのは、8月に「ベア柄のドロワー型カルトナージュボックス」を作ってくれた、happiness boxの杉山みほこさんです。

デザイン・製作:杉山みほこ(happiness box


使用した布:
Fujiyoshi Brother’s TEXTILE film JG35000-3 (C)


材料:
□生地(A表布):50cm×40cm
   (B表布):50cm×70cm
□厚紙(A土台):A2サイズ、厚さ1mmを1枚
   (B土台):A1サイズ、厚さ1.5mmを1枚
□キルト芯:50cm×90cm
□リボン:幅1cmを2.7m
□割りピン:直径0.8cmを5本、直径0.5cmを2本
□三角吊金具:2個

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ペルメルについて、杉山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
まぶしいくらいに色鮮やかだと思いました。普段あまり使ったことのない色だったので、どんな風に仕上がるのか生地を見た時点では正直、想像できませんでした。でも、その色とかわいい柄をそのまま生かしたいと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
カルトナージュでは、よく作られるペルメルという作品です。リボンの部分にメモや郵便物を挟んで実用的に使ったり、写真などのディスプレイとしても使うものです。今回は、生地の鮮やかさに負けない鮮やかな色を合わせました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
キルト綿(芯)を生地で包むように作るのですが、その時の生地の張り具合に気をつけていただきたいです。ゆるいと生地がたるんでしまいますし、きついと綿が潰れふんわり感がなくなってしまいます。

KF:実際に使うときのコーディネートアドバイスをお願いします。
壁掛けするように金具を付けていますが、棚などの上に置いて立て掛けて使うのもいいと思います。実用としてたくさん紙ものを挟むこともこともできますが、せっかくの生地の柄が見えなくなってしまうので、柄も生かしながら、実用できるインテリアとして楽しんでいただけたらと思います。

KF:杉山さん、どうもありがとうございました!作り方プロセスも、杉山さんに撮影していただきましたので、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

準備するもの
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必要な布と材料を用意する。

準備

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厚紙の角を切る。1㎜の厚紙は、角からそれぞれ50㎜、1.5㎜の厚紙2枚は、角から52㎜

作り方 キルト芯の準備
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1. 1㎜の厚紙の裏に、完成時のリボンの取付け位置を書いておく。

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2. その表に両面テープを貼る。キルト芯を軽く固定するためのものなので、適当に2か所くらい。

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3. 3枚重ねたキルト芯を貼る。

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4. 厚紙からはみ出したキルト芯を切り落とす。

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5. キルト芯の下に生地を重ねる

のりしろをつける
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1. 厚紙にボンドを塗る。この時、キルト芯や厚紙の切り口にボンドをつけないように注意。

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2.長い辺から順番に一辺ずつ貼って、四辺を貼る。

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残りの角の短い辺を貼る前に、布の重なり部分を切り落とす。

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4のりしろを貼る。4つの角で同じことを繰り返し、全てののりしろを貼る。

リボンをつける
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1. 表にリボンを渡し、裏側をボンドで貼る。

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2. 貼り付けたリボンを水張りテープで補強しておく。

リボンを割ピンで留める
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1. リボンがクロスした所に目打ちで穴を開ける。

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2. 開けた穴に、割ピンを差し込む。

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3. 裏で割ピンの足を割る。表のキルト芯が潰れて、周りがふっくらした状態でOK。

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4.  割ピンの割った足の上に水貼りテープを貼る。

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5.ここまでの裏側の状態。

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6. 表の部分はこれで、完成。

土台を作る
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1. 1.5㎜の厚紙にボンドを塗り、無地の生地を貼る。

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2. 角ののりしろを15mmほどに切り落とし、角の部分の生地の重なりを切り落とす。

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3. 一辺ずつのりしろを貼っていき、全てののりしろを貼る。1.5㎜の厚紙2枚とも同じようにする。

吊り下げ金具を取りつける
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1. 「土台を作る」の厚紙1.5㎜の内、1枚を裏側用にする。金具をつける位置に穴を開ける。上下、左右80㎜の位置

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2.  開けた穴に、金具を置き、割ピンを指す。

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3. 裏で割ピンの足を割る。

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4. 割ったピンの足の上に水張りテープを貼る。

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5. 1.5㎜の厚紙を裏同士を貼り合わせる。

土台と本体と貼り合わせる

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本体裏にボンドを塗り、土台の金具のついていない方に、貼りつけて完成。

製図はこちら
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コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

子供部屋の収納に。引き出し型カルトナージュボックスの作り方

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手作り作家さん第2弾は、カルトナージュで実用的でかわいい布箱を作っている、杉山みほこさんの作品です。杉山さんのブログ、「happiness box」には、アイデアいっぱいの素敵な作品が満載です。今回は、キュートなベア柄「Musikkiste von nacht(ムジキスト・フォン・ナハト・夜のオルゴール」を使った、引き出し型の取っ手付きボックスを作ってもらいましたよ!

デザイン・製作:杉山みほこ(「happiness box」)


使用した布:
(外側面)musikkiste von nacht(夜のオルゴール)H5120-20 (C)
(内側面・底面)musikkiste von nacht(夜のオルゴール)H5120-22 (C)


材料:
□2㎜の厚紙:A2サイズを2枚
□ケント紙:A2サイズを2枚
□生地:(外側面)110cm幅×25cm
    (内側面・底面)50cm×80cm
□木工用ボンド(ボンド:水=10:1で薄めて使用)
□持ち手用革テープ 2cm幅を15cm
□両面カシメ(大)2組


サイズ:
横幅255㎜x奥⾏205㎜(持ち⼿含まず)x⾼さ190㎜

ベア柄のドロワー型カルトナージュボックスについて、杉山さんにいろいろとお尋ねしました。

KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
かわいい動物が印象的な大きい柄の生地なので、そのまま柄を生かした作品を作りたいと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
大きなボーダー柄をそのまま側面に生かせるように、サイズを考えました。
シンプルな形にして、インテリアとしてだけでなく、日々の生活で色んな事に使える箱を考えました。 

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ボンドを塗る量がポイントです。
少くないと、生地が貼れずに浮いてしまいますし、多すぎると、生地の表面に染み出してきます。
生地の浮きがないように、しっかりと全体を貼り付けると、キレイに仕上がります。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
収納力があるので、色々なシーンで実用していただけます。
イメージは、子ども部屋の収納。おもちゃやぬいぐるみなど散らかりがちなものを、片付けるのに使っていただけると、かわいいなと思いました。
子どものいない我が家では、洗剤など消耗品のストック用として、デッドスペースになっている高め棚に置きたいです。
視線より高い位置に置くことで、たとえたくさん詰め込んでいても、スッキリな印象を保てます。

KF::杉山さん、どうもありがとうございました! ボックスの作り方プロセスも杉山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

使用する道具
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定規、カット用アルミ定規、ハサミ大・小、大きめのカッター、カッターマット、ヘラ、刷毛、目打ち、敷き紙(ボンドを塗る時に下に敷く)

作り方 1 厚紙で外箱を作る
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底用の厚紙Aの短辺の切り口にボンドを塗り、、厚紙Bを貼り付ける。向かい側の面も同様に貼り付ける。

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 コの字型になった切り口にボンドを塗り、厚紙Cを貼り付け、箱の形を作る。

2 側面に布を貼る
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 箱の側面に生地Dを貼る。まずは、短側面から。片側の短側面一面にボンドを塗る。生地の端15mmを残し、上下にのりしろ15mmを残した位置に貼り付ける。 残した生地の端15㎜は隣の面に貼り付ける。生地1枚で外側面を1周するように、長側面、短側面と一面ずつボンドを塗り、生地を貼っていく。

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  最後の面は、端から30~40㎜ボンドを塗らずに残して生地を貼り付ける。生地の端が内側に入るように、角合わせて、折り畳む。折り畳んだ生地の端にボンドを塗り、生地同士を貼り付ける。最初にボンドを塗り残した部分にボンドを塗り、端まで全て貼り付ける。

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  底の部分からのりしろを処理する。生地の貼り始めと貼り終わりの内側の重なり部分を切り落とす。

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 のりしろの角を指でつまみ、重なる部分を切り落とす。4か所とも同じように切り落としてから、のりしろを底部分に貼り付ける。

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のりしろの角の部分をV字にカットする。 この時、深く切り込みを入れ過ぎないように。*厚紙の角の部分から2㎜離れた所をV字の頂点にする。

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上部ののりしろを内側に貼る。 これで、外側が完成。最後に取付ける持ち手用に目打ちで下穴を開けておく。

3 内側の底を貼る
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ケント紙A’の1枚にボンドを塗り、生地A”に貼り付け、生地の角を切り落とす。箱の底と側面の下部にボンドを塗り、底面を落とし込むように貼り付ける。底面の空気を抜き、角はヘラを使い、のりしろを側面に立てて貼り付ける。

4 長・短側面の内側を一面ずつ貼る
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長側面の内側を一面ずつ貼る。 ケント紙C’にボンドを塗り、生地C”に貼り付け、生地の角を切り落とす。上下ののりしろは、裏面に折り、貼り付ける。それを長側面に貼り付ける。左右ののりしろは、隣の面に開いて貼り付ける。

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 短側面の内側を一面ずつ貼る。ケント紙B’にボンドを塗り、生地B”に貼り付け、生地の角を切り落とす。全てののりしろを、裏面に折り、貼り付ける。それを短側面に貼り付ける。

5 外側の底を貼る
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残りのケント紙A’にボンドを塗り、生地A”に貼り付け、生地の角を切り落とす。全てののりしろを、裏面に折り、貼り付ける。それを箱の外側底面に貼り付ける。

6 革テープを付ける
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内側を貼ったため、作り方9で開けた穴が閉じてしまっているので、再度開ける。革テープをカシメで留めて、完成。

製図と作り方はこちら
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