フジヨシブラザーズのビビッドな生地を使った、レターホルダーボードを紹介。カルトナージュの世界では「ペルメル」と呼ばれる人気のアイテムです。作ってくれたのは、8月に「ベア柄のドロワー型カルトナージュボックス」を作ってくれた、happiness boxの杉山みほこさんです。
使用した布:Fujiyoshi Brother’s TEXTILE film JG35000-3 (C)
材料:
□生地(A表布):50cm×40cm
(B表布):50cm×70cm
□厚紙(A土台):A2サイズ、厚さ1mmを1枚
(B土台):A1サイズ、厚さ1.5mmを1枚
□キルト芯:50cm×90cm
□リボン:幅1cmを2.7m
□割りピン:直径0.8cmを5本、直径0.5cmを2本
□三角吊金具:2個
ペルメルについて、杉山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
まぶしいくらいに色鮮やかだと思いました。普段あまり使ったことのない色だったので、どんな風に仕上がるのか生地を見た時点では正直、想像できませんでした。でも、その色とかわいい柄をそのまま生かしたいと思いました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
カルトナージュでは、よく作られるペルメルという作品です。リボンの部分にメモや郵便物を挟んで実用的に使ったり、写真などのディスプレイとしても使うものです。今回は、生地の鮮やかさに負けない鮮やかな色を合わせました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
キルト綿(芯)を生地で包むように作るのですが、その時の生地の張り具合に気をつけていただきたいです。ゆるいと生地がたるんでしまいますし、きついと綿が潰れふんわり感がなくなってしまいます。
KF:実際に使うときのコーディネートアドバイスをお願いします。
壁掛けするように金具を付けていますが、棚などの上に置いて立て掛けて使うのもいいと思います。実用としてたくさん紙ものを挟むこともこともできますが、せっかくの生地の柄が見えなくなってしまうので、柄も生かしながら、実用できるインテリアとして楽しんでいただけたらと思います。
KF:杉山さん、どうもありがとうございました!作り方プロセスも、杉山さんに撮影していただきましたので、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
準備
厚紙の角を切る。1㎜の厚紙は、角からそれぞれ50㎜、1.5㎜の厚紙2枚は、角から52㎜
作り方 キルト芯の準備
1. 1㎜の厚紙の裏に、完成時のリボンの取付け位置を書いておく。
2. その表に両面テープを貼る。キルト芯を軽く固定するためのものなので、適当に2か所くらい。
のりしろをつける
1. 厚紙にボンドを塗る。この時、キルト芯や厚紙の切り口にボンドをつけないように注意。
4のりしろを貼る。4つの角で同じことを繰り返し、全てののりしろを貼る。
リボンをつける
1. 表にリボンを渡し、裏側をボンドで貼る。
リボンを割ピンで留める
1. リボンがクロスした所に目打ちで穴を開ける。
3. 裏で割ピンの足を割る。表のキルト芯が潰れて、周りがふっくらした状態でOK。
土台を作る
1. 1.5㎜の厚紙にボンドを塗り、無地の生地を貼る。
2. 角ののりしろを15mmほどに切り落とし、角の部分の生地の重なりを切り落とす。
3. 一辺ずつのりしろを貼っていき、全てののりしろを貼る。1.5㎜の厚紙2枚とも同じようにする。
吊り下げ金具を取りつける
1. 「土台を作る」の厚紙1.5㎜の内、1枚を裏側用にする。金具をつける位置に穴を開ける。上下、左右80㎜の位置
土台と本体と貼り合わせる
本体裏にボンドを塗り、土台の金具のついていない方に、貼りつけて完成。
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