デニムリメイク風 トートバッグ

サイズ:縦22cm 横(口側)38cm (底)22cm まち16cm

まるでデニムパンツをリメイクしたような、おしゃれなトートバッグが登場! 使った布は「POINT DENIM」シリーズ。デニム風プリントのオックスフォード地です。口布とハンドルなどにデニム地を使ってデニムリメイク感をアップ。中身が見えないように口布にはファスナーをつけ、しかも、持ったときにはファスナー自体が隠れてしまうすっきりデザインに。作って楽しい、使って納得のトートです。

デザイン・製作:あんりこ


使用した布:
(表布・ポケット)YTA99000-2A


材料:
□生地(表布・ポケット):110cm×50cm
   (口布・ベルト・底布・持ち手・ベルトループ・裏布):110cm×60cm
□ファスナー:長さ35cmを1本
□両折りバイアステープ:幅1.2cmを30cm
□好みのワッペン

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*作品写真の無断転載はご遠慮ください。

デニムリメイク風 トートバッグについて、あんりこさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
生地はオックスですが、デニム風のプリントにポップで楽しい宇宙柄!ポケットやステッチで分断することでメリハリをつけ、柄を引き立てたいと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
全体的にはマチの大きな、サイズの印象の割には容量がある便利トート…どちらにせよポケットはないと不便ですから、思い切り遊んでデニム風プリントを活かし、パンツのリメイクのような形にしてみました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
接着芯を貼りたいパーツにデニム地を使い、皆さん嫌がる芯貼りを割愛しています。また、帯状のサイドに四角底をつけるのも簡単ではありませんので、四角底を後から貼り付ける手順にしました。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
ベルトループは雰囲気目的が大きいのですが、画像のようにバッグチャームをつけたり、中央付近のパスケースやキーケースをつないでポケットに収納したり、落とさない&探さない、など、あると使えると思います。

KF:あんりこさん、どうもありがとうございました!デニムリメイク風 トートバッグの作り方プロセスもあんりこさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

デニムリメイク風 トートバッグの作り方

1.
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前ポケット風ポケットのカーブは、入れ口をしっかりさせるにも有効なバイアステープ始末をしています。画像左のようにちょんちょんと切り込みを入れ、テープを5mmで縫ったあと、裏に縫いつける前に、テープの縫い目ではない側の端を手で伸ばしてからつけてみてください。

2.
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お好みでワッペンをつけるのも楽しいです。もしポケットにつけるのであれば、袋に縫いつける前です。ポケットをつけたら袋状にしていきます。次はベルトをつける所ですが、ここでベルトループを仮止めするので、お好きな位置にアレンジするならここです。

3.
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ベルトの下辺を縫いつけたら、口布の前に、内布と持ち手も固定しながら、でき上がりのようにぐるり仮止めしてきます。慣れた方でしたら、割愛も可能です。

4.
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口布にファスナーがついた所です。構造上、持っているときにファスナーの端はほとんど見えませんが、ファスナーの端をこのように1~2mm折って縫い止めておくときれいです。

5.
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口布とバッグ本体を中表で縫い合わせた縫い代は、使用時に見えることはありませんので、ジグザグなどほつれ止めだけでOKです。そして、端はコバステッチしたい所ですが、厚みが結構ありますので、家庭用ミシンではしんどいかと、ここでは口布と縫い代だけを押さえました。

6.
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完成です。口布はバッグの中に落ちてスッキリな見た目ですが、入れ口側のマチも、容量確保には大きく関わります。

裁ち方図と作り方はこちら
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