春先のお出かけにぴったりの巾着バッグです。ナチュラルトーンのファブリックに合うように、底部分を麻糸で編んだユニークな作りが素敵♩ 使った布は、イラストレーター・造形作家のmina chape(ミナ・チャペ)がデザインした「LAND WITH ANGELS」。18世紀にフランスで生まれたプリント、”トワルドジュイ”をイメージしたテキスタイルで、中世の教会の周りに、羊の群れや天使や月など、繊細な線画で描かれたファンタジックな柄です。
使用した布: (側面表布・裏布)JGA-70010 D/#10 (A)
材料:
□生地(側面表布・裏布):90cm×80cm
(ショルダーストラップ・タブ・ストッパー):10cm×110cm
□接着芯:65cm×7cm
□ひも:直径0.3cmを1.2m
□ナスカン:ひも通し部分の内径1.2cmを2個
□Dカン:内径1.2cmを3個
□移動カン:内径1.2cmを1個
□ハトメ:直径1.3cmを12組
□麻糸:並太くらいの太さを150g
□5/0号かぎ針
巾着バッグについて、あんりこさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
小さなパネル柄のように素敵なイラストが散りばめられているので、どこからみてもそれぞれの柄が見えるような形にしたいと思いました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
ベースがナチュラルカラーなので、引き立て役に麻糸で編む底を使いました。芯を使わなくてもしっかりするので、ミシンより時間は使いますが、おすすめです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
袋自体は単なる筒なので、とても簡単にお作りいただけます。カゴ部分と側面をつなぐ部分は手縫いですが、しっかりした糸を使っていただくと安心です。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
巾着バッグは懐かしくもありますが、最近はまたよく見かけますね。大人シンプルなスタイルにショルダー長めで持っていただくと、こなれた雰囲気になるかと思います。
KF:あんりこさん、どうもありがとうございました!巾着バッグの作り方プロセスもあんりこさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
巾着バッグの作り方
1.
底を編めたところです。編み始めてからは、前段で増やした二つ目にまた増やし目…と場所を固定すると、数えながらやらずとも進められ、美しい螺旋模様が出てきます。
2.
底と表側面をつないでいます。このように針を入れると、表からほとんど糸が見えなくなります。また、布に入れた7mmのステッチをガイドラインに指していくと、歪み防止にもなり、何より楽です。
3.
リュックにするためのDカンは、編地に編み糸でくくりつけます。
4.
ハトメの穴に紐を通して完成です。リュックを右肩に持つ方は、この方向で紐を通すと紐の端が表に出て使いやすいです。左肩の方は、反対にしてください。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。