さわやかな季節の散策にぴったりの巾着バッグです。使った布は、line drawing。白地にシンプルな線画のイラストは可愛くなりすぎず、ほどよいカジュアル感に。共布でループをたくさん作れば、カンなどの金具が手元になくても仕上げることができます。
使用した布: line drawing P45700-701A キャンバス
材料:
□生地(表布a・裏布):110cm幅×40cm
(表布b・ループ・ストッパー):90cm×30cm
□ロープ:直径1cmを2m
巾着バッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
ペンでキュッキュッと描いたような楽し気な建物のイラストが印象的です。
可愛いけれど甘すぎないデザインを活かして、大人が持てるバッグにしようと思いました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
柄色に合わせたネイビー無地でキリッとした印象に。
これからの季節にぴったりな、ロープハンドルの巾着型バッグに仕上げました。
金具類が手元に無くても作れるように、ループを多用したのがポイントです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ロープはすぐによりが取れてきてしまうので、カットしたところをきつくテープで巻いてから
ループに通すと作業しやすいです。
結んだところはボンドなどで固めておくと、ほどけてこなくて安心です。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
お子様ならば、そのままリュックとして背負うことができますし、大人なら、肩に2本ともかけて持ちます。シンプルなカジュアルファッションにピッタリのデザインです。
KF:杉野さん、どうもありがとうございました!巾着バッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
巾着バッグの作り方
2.
表布、上下(aとb)を中表に合わせて縫う。縫い代を下側に倒してミシンステッチを入れる。
4.
表布を中表に二つ折りして、脇を縫い、縫い代を割る。縫い目が中央にくるようにずらし、底を縫う。
5.
マチを6cmとって、半分に折った底用ループを内側にはさんで縫う。
6.
マチの余分を切り落としてジグザグミシンをかける。
表に返すと内側にはさんだループがこのようになる。
同様に裏布も縫う。ループははさまない。
7.
表袋、裏袋の口辺を裏側へ1cm折り、表袋のみ表に返し、裏袋を中へ入れ込む。
9.
ストッパー布を四つ折りにして端を縫い、半分に折り、脇辺を縫う。
10.
縫い代を割り、表に返して、中央に2本ステッチを入れる。
11.
ロープをループに通し、底側のロープを結ぶ。ストッパーにロープを通して先を結ぶ。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。