ヘルシンキ在住のERI SHIMATSUKAさんのテキスタイル、「PIKKU SAARI」で作ったトートバッグです。シンプルなバッグに、くしゅくしゅとした持ち手がアクセント。作ってくれたのは「花々楽しい日」のブログが人気の中山佳苗さんです。
使用した布: PIKKU SAARI JG50410-1 (A)
材料:
□生地(本体表布・ポケット表布):100cm×40cm
(本体裏布):90cm×40cm
(持ち手表布・ポケット裏布):40cm×50cm
(持ち手裏布):20cm×50cm
□接着キルト芯:90cm×40cm
□刺し子糸
くしゅくしゅ持ち手のトートバッグについて、中山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
展示会で一目惚れしました。北欧らしさ満開の楽しいデザインなので、布の切り替えなどをせずに、この布をたくさん見てもらえるような作品にしようと思いました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
バッグ自体はシンプルなトートバッグにして、持ち手で遊びました。
濃いピンク色と裏側からチラチラ見える黄緑色は、メインの布と(色が)リンクしています。
内ポケットにもメインの布の上から内側の濃いピンク色がチラッと見えるようにしてみました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
シンプルなので作りやすいと思います。
持ち手の縫い縮めは根気がいるかもしれませんがとても簡単です。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
マチが14cmもあるので物がたくさん入ります。
持ち手はギリギリ肩にもかけられる長さになっています。
ちょっと大きなアクセサリー感覚で持つといいかもしれません。
KF:中山さん、どうもありがとうございました!作り方プロセスも中山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
くしゅくしゅ持ち手のトートバッグの作り方
1.
持ち手を作る。
2色の布を裁断し、片方に接着キルト芯を貼り、中表に重ねて両サイドを縫い、ひっくり返してアイロンをかけ形を整える。
2.
消えるチャコペンで1.5㎝間隔に19本のラインを入れる。
両サイド約6cmは不要。
4.
幅が3.5cmになるように縮め、玉留めをする(糸は切らない)。
5.
糸を布の中を通して次のラインの端から出し、同じように粗くステッチし3.5cm幅に縮める。
これは2本縫い終わったところ
7.
写真の様に持ち手を外袋の上に置き、しつけをかけ、内袋を中表にかぶせ入口をぐるりと縫う。
8.
持ち手がついたところ。
キルト芯を挟んでいるので柔らかく、縫い縮めているのでしっかりしている。
個性的な持ち手の完成!
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