街中のショーウインドウにはいち早く秋の新作が並ぶ時期。そんな気分を先取りして、晩夏から秋まで楽しめるロングチュニックです。使った布は、3min.の2017AWコレクションのdark woods。夜の森をイメージしたという柄は、たくさんカットした紙を並べてデザインしたもの。ざっくりとした織り生地、綿麻プリペラは、厚手ながらしなやかさがあるので、洋服はもちろん、おそろいでバッグなども作れます。
ロングチュニックについて、あんりこさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
プリペラという織りも含めて、服にもとても向いている生地でした。素敵な配色の大柄をめいっぱい使いたくて、ロング丈のシンプルなチュニックにしてみました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
思い切ったスリットを入れ、中に合わせたボトムとのコントラストで、シンプルはシンプルでも大柄がさらに引き立つことを狙っています。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
服作りという意味では特に難しい箇所はないのですが、織りの特性上、切り口がほつれやすいので、裁断後はお早めに仕上げるといいと思います。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
写真ではワイドパンツを合わせていますが、ロングスカートなどでも。トップスもインナーを着やすいようなアームホールの大きさにしたので、晩夏はノースリーブで、秋になったら袖のあるものと…これからの季節に楽しめるかと思います。
KF:あんりこさん、どうもありがとうございました!ロングチュニックの作り方プロセスもあんりこさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ロングチュニックの作り方
1.
袖ぐり、襟ぐりは見返し始末にしています。バイアステープでもOKですが、カーブがきつめな事もあり、見返しが向いているかと思います。
2.
襟ぐりの見返しをつけています。キチンとした印象にしたいようでしたら、ステッチが見えない、手まつりがよろしいかと思います。
3.
スリットの端の始末をしたところです、5mmの三つ折りをしていますが、生地がほつれやすいことから、スリットより上は切り込みを入れたりせず、自然にならしています。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。