バッグのまわりにぐるりとポケットをつけた丸底のバッグです。使った布は「KNAP」シリーズの花柄。綿麻のキャンバス地なので縫いやすく、バッグづくりに向いています。
タックポケットバッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF （コッカファブリック：以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
北欧っぽいちょっとレトロ感もある花柄ボーダーが可愛く、ナチュラルな地色に渋めの色が大人っぽくもあり、使いやすそうです。
KF:作品についての特徴や工夫した点は？
柄の雰囲気から、丸っこい形にしたくて、いろいろ考えた結果、丸底で、タックポケットをぐるりとつけた、丸さと立体感のあるデザインにしました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ポケットは、部屋割りの縦の線を縫い終えたら、底を印通りに畳んで縫えばもうふっくらとした形になりますので、面倒そうに見えて、意外と簡単！ 丸底と縫い合わせる本体底辺には、切り込みをしっかり入れてからゆっくりと縫っていきましょう。切り込みを開くようにカーブと合わせて、底と本体の布端が揃っているかを確認しながら縫うときれいに仕上がりますよ。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします！
無地のお洋服に、ポイントとして合わせていただけたらカワイイと思います。ポケットたっぷりなので、おうちの中で、小物入れとして使ってもよさそうです。
KF：杉野さん、どうもありがとうございました！タックポケットバッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート（PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
タックポケットバッグの作り方
下準備.
生地を寸法どおり裁断します。
1.
ポケット布を外表で半分に折り、アイロンをかけます。
2.
開いている側の辺を、縁布で縫いくるみます。
3.
側面表布、ポケット布に印をつけます。印は表側につけます。
4.
表布とポケット布の印を合わせて縫います。
5.
タックをたたんで底を縫います。
6.
側面表布を中表に半分に折り、脇を縫います。
7.
表布底辺に切り込みと印を入れてから、底表布と表布を縫い合わせます。
8.
裏布と底裏布を6、７と同様に作ります。
9.
表袋、裏袋の口辺を1cm裏側に折り、表袋のみ表に返します。
10.
持ち手を外表に四つ折りにして縫います。タブも同様に作ります。
11.
それぞれのタブにDカンとナスカンを通して仮どめします。
12.
表袋の中に裏袋を入れて、両脇にタブ、前後面に持ち手を挟んでぐるりと縫います。
13.
完成です！
◎PDFでもダウンロードできます
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