エレン・ベイカーさんの新作コレクション、Frameworkのなかから、WガーゼのSitting Geese柄を使ったキャミソールドレスです。作ってくれたのは、布作家の清水きみえさん。Wガーゼの柔らかさを生かして、ギャザーをたっぶりとったリラックスウエアに仕上げてくれました。
使用した布:Framework JG41800-800 (A)
材料:
□⽣地:(前後⾝頃)112cm 幅×2m
(ひも(リネン))112cm 幅×5cm
□ボタン:直径1.5cm を1個
Wガーゼのキャミソールドレスについて、清水さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
しっかりめのダブルガーゼなので、扱いやすかったです。ダブルガーゼの柔らかさを生かしてギャザーたっぷりにしました。リラックスウエアとしてのルームキャミドレスをデザインしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
四角の布を二枚使ってのキャミドレスです。布端のジグザグミシンかけや、ロックミシン処理ではなく、布の耳をそのまま縫い代に利用したレシピにしました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ギャザーは、前身頃は平均的に、後ろ身頃は真ん中に寄せます。ギャザーを作った後にアイロンでしっかり押さえておくと、ひもをつけるときにきれいに縫えます。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
布の重みで、Uネックのラインが作れます。キャミソールや、チューブトップ、Tシャツを合わせて着てください。ルームウエアとして作りましたが、布を変えてお洋服としても着ていただけるデザインです。
KF:清水さん、どうもありがとうございました!Wガーゼのキャミソールドレスの作り方プロセスも清水さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
Wガーゼのキャミソールドレスの作り方
1.
端から0.5cmと0.7cmのところに粗くミシンをかけて、ギャザーを寄せます。前身頃は平均に、後ろ⾝頃は真ん中を多めに。
2.
前と後ろを中表に合わせて、脇を布の耳を利用して上から22cmのところをあけて縫います。布の耳を生かすことで、ジグザグやロックが不要になります。
4.
5cmの帯状にした白リネン(112cm幅)に折り目をつけ(折り目の寸法は作り方シートのPDF参照)、前後身頃の裏面と縫い合わせます。肩ひもの20~22cm(その人のサイズに合わせる)を残して、後ろ身頃をつなげていきます。前後身頃の縫い代をくるむように、ひもを外表に折って縫っていきます。
5.
肩紐20~22cmのところを、左胸のところに合わせて、縫いとめます。最後にここに貝ボタンをつけて、できあがりです(裾は、三つ折りに折って縫っておきます)。
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