bookmark_borderechino 2016 ニット

echinoの世界がニットに

echinoの2016コレクションの人気柄が、ニット生地になって新登場!
いつものリネンコットンとは異なる手触りや風合い。
柔らかなニット生地の特徴を活かして、新しいアイテムに挑戦したくなりますね。

sambar JG96600-600 30/10裏毛 綿100%
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echinoのファブリックコレクションの中でも大人気の柄「sambar」です。
ニット生地になっても絶対に可愛い!、と展開しました。
落ち着いたグレーでもアイボリーでも、ドットとアイコンの「鹿」がアクセントとなって、とても使いやすいのです。
小さなアイテムやシンプルなTシャツタイプのオーバーニットも素敵ですよ。

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コッカ2016 6月展示会レポート

6月1日、2日、KOKKAの2016年6月展示会が開催されました。

「今回は、アートディレクターや空間デザイナーと手を組んで、テキスタイルの魅力を引き出した新しい提案をします!」と聞いていたので、わくわくしながら展示会場へ。

会場になったのは、渋谷のspace EDGE。1961年に倉庫として設計された古いビルです。
ここからして、いつもと違います。
ガレージのような入り口には、がらんと高い天井から洋服と布がたなびくクールな演出が!
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今回の展示会のメインとなるのが、3min.(スリーミニツ)。
spoken words projectのデザイナー、飛田正浩さんとKOKKAのコラボレーション企画です。
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3min.って、3分クッキングみたいですね。じつはそんなコンセプトなのだそう。
「ほしい服を、手軽に簡単に」。
3分で服が作れちゃうくらい、簡単にシンプルに作ろうよ、というのが、このシリーズの願い。
まさに「3分ソーイング」ですね。

会場には、そんな「3分ソーイング」をイメージさせるインスタレーションが。
長机で作業する女性たちは、分刻みで作業が進んでいく様子を再現しています。0.6min、1min.と書かれた壁のボードが、時間の経過を表しています。
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この3min.は、布だけでなく、洋服のパターンも一緒に打ち出しているのが特徴です。
会場で配られた大きなパンフレッドには、直線仕込みのワンピース、ブラウス、スカートの着例写真。そしてその裏側には、なんと「実物大型紙」が。ちょっと感激♩
布とパターンが入っているキットも販売するようです。
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「ほぼ直線で縫えるようにしています。できあがった服をご覧になったお客様からは、なんとなく『和』を感じるなんていう声もありました」とデザイナーの飛田さん。
そういえば、着物はすべて直線裁ちですものね。

「自分が縫うことで、ものを大切にするという気持ちになれたらと思います。ゆとりとしての針と糸、という感じですね」(飛田さん)

3min.の第一弾として今回発表したのは、5柄。

こちらは「街」。
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整然と区画整理された都会、その喧噪を俯瞰したイメージなのだそう。
透明感のある線と線を重ねることで生まれるリズムが、街角の楽しさを表現しています。
生地は綿100%、しっかりとした厚みと張りのあるリクライドクロスの起毛。ボトムスやコート、バッグに最適なのだとか。

そして「河原の石」。
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見渡す川面、水の流れる音、揺れる日差し……。そんな川沿いの風景を河原石の表情を借りて、水彩絵の具で表現したデザインです。
とても大きな柄なので、切り取る場所によって、表情が様変わりするのも楽しめます。

十字模様がランダムに並んでいるのは「バイク」。
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バンダナをしたバイカーをイメージしたそう。
配置された斜線を囲んで切り取ればそのままバンダナになるといった遊び心も。

3min.のロゴとともに会場正面に飾られているのは「壁」。
時の流れのなかで、味わい深い色に変わっていった壁の美しさを様々な質感で表現した柄です。
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手前にある柄は「午前中」。ユニークな名前ですね。
朝目覚めて、今日の天気はどんなかなあ……と眺めたときの風景をイメージしたそう。

この3min.
6/1にはオフィシャルサイトも立ち上がりました。
そこにはこんなメッセージが綴られています。

「できあがった服を買うのではなく、自分で作る。
それは、料理を買って食べるのではなく、自分で作って食べる時のおいしさと、似ているかもしれません。
このスパイスを入れてみようかな、この焼き方はどうだろう、こんな盛り付けもありかもしれない」

たくさんの可能性を秘めた3min. コッカファブリックのtextile story のコーナーでもご紹介していきますので、お楽しみに!

展示会では、まだまだたくさんの新柄が発表されていました。
続きは来週のInspirationのコーナーで引き続きお伝えしますね。

bookmark_border見た目はハンカチ。ポケットに入るサニタリーポーチの作り方

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今回ご紹介するのは、中学生の娘さんがいるお母さんに大好評!というサニタリーポーチです。
生理になって間もない中学生女子にとって、生理用品の出し入れは悩みのタネ。このサニタリーポーチなら、見た目はハンカチなので安心して持ち歩けます。ふんわりやさしい肌触りのダブルガーゼで作れば、ハンカチとしての使い勝手も◎♩ 思いっきりスイートな柄は、ちょっぴりブルーな気分になりがちな生理の日を癒してくれそうですね。

デザイン・製作:武井聡美(tournesol*)


使用した布: baby gifts-double gauze P40300-300 (A)
*こちらの布はすでに販売終了しております。(2020.01現在) 
オンラインショップでは、そのほかのコッカのダブルガーゼ生地を販売中です。
柔らかなダブルガーゼ生地はコチラからご覧頂けます。


材料:
□生地:80cm×20cm
□プラスナップ:直径1cmを1組


サイズ:
縦10.6cm × 横10cm

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サニタリーポーチについて、武井さんにいろいろとお尋ねしました。

KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
ふんわり優しいイラストのガーゼ生地なので、沈んだ気分も癒してくれる作品にしようと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
生理用品を一つずつカバンから出してポケットに入れる苦労を解消してくれる、とても使い勝手のよいケースです。
内側にポケットが二つあり、薄型なら4枚入ります。
スナップボタンを付けたので中身が飛び出ることもありません。
洋服のポケットにスッポリ入る大きさで、見た目はハンカチ、目立ちません。
お年頃のお子さまはもちろん、大人女子もカバンにスッキリ入れておけます。
ダブルガーゼなので、ハンカチを忘れた時は中身を出してハンカチとして使うこともできる2wayグッズです。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
生地のたたみ方がポイントです。
縫う箇所は2か所の直線縫いのみ、とても簡単です。
ミシンがない場合は手縫い(返し縫い等)も可能です。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
今回は生地の耳に印刷されている生地名をタグとして使用しましたが、お名前シール等をはってもいいですね。
私はプラスナップを使いましたが、手縫いのスナップボタンでもOKです。

KF:武井さん、どうもありがとうございました!サニタリーポーチの作り方プロセスも武井さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

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bookmark_borderbaby gifts – double gauze

赤ちゃんへの贈り物にぜひ!

ダブルガーゼという優しい肌触りの生地に、ベビー用にも使えるように小さな柄をのせました。赤ちゃんへの贈り物を手作りしてくれたら……という思いから生まれたシリーズです。

baby gifts -かいてんもくば- P40300-300 ダブルガーゼ
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「かいてんもくば」と「ひこうき」は対になっている柄です。
男の子向けと女の子向けにと思って作りました。どちらの柄も、鉛筆で描いたような優しい線に、水彩で色をのせたような、ふんわりとしたイメージで描いています。この「かいてんもくば」の柄は、女の子がすきなものがいっぱい詰まった、思い切りスイートな柄にしました。
最近はマスクを手作りされる方も多いとか。小さな柄のダブルガーゼは、お子さん用の小さなマスクにもぴったりですね。

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bookmark_border台形ポーチの作り方

サイズ:縦14cm 横(入れ口)18cm (底)24cm まち8cm

北欧チックな雰囲気が漂う動物柄のポーチです。少し厚みがある綿麻のキャンバス地で作りました。カッチリとした台形のフォルムが、可愛くなりすぎず、大人の女性でも持ち歩ける雰囲気に。化粧品などのこまごましたものを入れるのに役立ちます。

デザイン・製作:中山佳苗


使用した布: Nordic Line P39400-401 (A)


材料:
□生地(表布a):70cm×20cm
   (表布b):70cm×10cm
(裏布):70cm×20cm
□接着キルト芯:70cm×20cm
□ファスナー:長さ18cmを1本
□チャーム:1個
□丸カン:直径0.5cmを1個

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台形ポーチについて、中山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
北欧の童話に出てくるようなクマの顔が「絶妙」と思いました。
遠目で見ると幾何学模様にも見えてきます。
丸みのあるものを作ると、ちょっと子供っぽくなるような気がしたので、カクカクっとした台形のポーチを作ってみました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
ポイントは、横から見た時の切り替え部分の緩やかなVラインです。切り替え布を茶色などにすると無難になり過ぎてしまうので、思い切ってテンション高めのターコイズ色(リネン)と合わせ、個性的な配色にしました。

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ファスナートップにクマのチャームを付けて、可愛いさもUP!

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ファスナーの端を折り曲げて縫い留めておくことによって、サイドを縫った時に縫い目がゴロゴロせずスッキリ仕上がります。
ファスナーの際にミシンステッチをかけるとき、中布を縫わないようにするのもきれいに仕上がるポイントです。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
キルト芯を挟んでいて、底が広い(マチ8cm)ので、シャキッと自立します。化粧品などを入れるポーチにしてもいいし、このままクラッチバッグ風に持ってもいいと思います。

KF:中山さん、どうもありがとうございました!台形ポーチの作り方プロセスも中山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

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