ぞうのミニトート

サイズ:縦20cm 横(口側)28cm まち10cm

エレン・ベイカーさんの新柄、parallelsのゾウ柄を使った小さなトートバッグです。ゾウの色と同じ爽やかなブルーを底布と持ち手に使い、ツートーンカラーで仕上げました。ドット柄のブルーのボタンもアクセントになっています。ちょっとそこまで…のお出かけやランチトートにもぴったりですね。

デザイン・製作:杉野未央子


使用した布:
 ellen baker JG42800-801 (A)


材料:
□生地(側面表布):70cm×20cm
  (底表布・持ち手表布(11号帆布)):40cm×50cm
   (持ち手裏布(11号帆布)):10cm×50cm
   (本体裏布):30cm×60cm
□接着芯:60cm×20cm
□ボタン:直径2cmを1個

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ぞうのミニトートについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
可愛い象の柄に黄色×水色の明るい色合わせで、この生地はお子さん用のものにしたら楽しいとまず思いました。
でも、象といってもとてもデザインモチーフ化されていて、大人も使えるのでは?と思い、子どもから大人まで使える
小ぶりなトートにしました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
色柄のポップさを活かすように色合わせをしました。合わせる生地色を、メインの柄生地の中で少ない方の色にするとまとまりがありつつ、メリハリもある色合わせになります。
色柄ともに楽しくにぎやかなので、デザインはシンプルにしましたが、ハンドルの縁から見える白や、大き目のボタンなど小さなこだわりを感じられるようにしました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
そんなに難しいところはないのですが、意外と失敗が多いのは「マチ」のところ。
まっすぐのつもりでも、仕上がってみたら歪んでいたりすることがあります。
マチを畳むとき、底中央とワキ線がしっかり合わせること、縫ったらすぐに余分を切り取らず、
1度表に返して確認してみると安心です。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
お子さんが遊びに出かける時のバッグにしても良いし、大人の方がお弁当を入れてランチトートとして使っていただいても。
真っ白なシャツとデニムのようなシンプルなファッションで持っていただけたら、楽しいポイントになると思います。

KF:杉野さん、どうもありがとうございました!ぞうのミニトートの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

ぞうのミニトートの作り方

1.
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材料を用意する。

2.
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持ち手布を中央に向かって外表で折る。

3.
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2枚を外表で重ねて縫う。

4.
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表布に接着芯を貼る。

5.
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表布と底表布を中表に合わせて、持ち手を挟んで縫う。反対側も同様に。

6.
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5を開き、底表布のきわにステッチをかける。

7.
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ハンドルを下から10㎝ほど縫い押さえる。

8.
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中表で半分に折り、両脇を縫う。

9.
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マチを10㎝とって縫い、余分をカットする。

10.
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裏袋も同様に縫う。

11.
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表袋、裏袋の口辺の縫い代をそれぞれ裏側に折る。表袋のみ表に返して、裏袋の中へ入れ込む。

12.
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口辺を縫う。前側上部中央にボタンホールを作る。

13.
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裏袋の表側に、ボタンホールに合う位置にボタンを縫いつける。

14.
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でき上がり。

裁ち方図と作り方はこちら
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