たっぷりとマチをとった大きめのトートバッグです。使った布はechino。echinoのなかでも人気の高かった柄やモチーフを集めたスタンダードシリーズです。インパクトのある鳥柄をメインで使い、同系色のドット柄を合わせました。夏らしいネイビーカラーは、レジャーバッグやお買い物バッグとしても大活躍しそう。
使用した布: (表布)echino standerd Bird Song JG90010-10D
(裏布)echino standerd Dot JG90010-14D
材料:
□生地(表布・持ち手):110cm幅×90cm
(裏布):55cm×80cm
大きなマチつきタックトートについて、猪俣友紀さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
思っていたよりも大きな柄だったので、どの柄も生かせるように布使いを贅沢に裁断してみました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
表面、後ろ面、側面、それぞれに表情が出るように、また夏の季節感を感じながら制作したので、ネイビーがしっかり生きるように制作させていただきました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
見た目以上に大きなマチのあるバッグなので、夏のレジャーやマザーズバッグ、お買い物バッグとしてもお勧めです。
たくさん入るバッグは荷物も重くなりがちなので、ショルダーの長さも生地幅を活かして長めに作る工夫をしました。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
大柄でカラフルな色味が特徴のechino。洋服だと派手な柄はコーディネートが難しそうですが、バッグにしたら、シックな洋服にも合わせやすい、コーディネートが楽しめる配色が人気です。ぜひお気に入りの生地を見つけて作ってみてくださいね。
KF:猪俣さん、どうもありがとうございました!大きなマチつきタックトートの作り方プロセスも猪俣さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
大きなマチつきタックトートの作り方
1.
持ち手は2分割にし、4つ折りにしてアイロンで折り目を付けてから両サイドの際を縫います。
2.
ポケットは表合わせにし返し口を残して周囲を縫い、返し口から表に返し袋口を二本縫います。
3.
る
2のポケットを袋口から11cmのところに縫います。
4.
裏袋、表袋にタックの合印(ノッチ)を入れます。同時にタックを折り、布端から5mm程のところを仮縫いしておきます。
5.
裏袋を表合わせにし、底から7.5cm折り畳み、返し口を10cmほど残して両サイド1cmで縫います。
6.
表袋をつくります。底布をそれぞれ縫い合わせ、縫い代を底側にそれぞれ片倒しにし、際を2mmと5mmで縫います。
7.
側面の布を底中心の合印と合わせながら丁寧に縫い代1㎝で縫い合わせます (両サイド)。
8.
表にし、タックを裏袋と反対になるように折り畳み、布端から5mmの所で仮縫いします。
持ち手は脇に合わせて仮縫いしておきます。
9.
5の裏袋に8の表袋を入れて袋口を合わせ、1cmで縫い合わせます。布端はロックミシンやジグザグミシン処理がお勧め。
10.
返し口から表に返し、袋口を 5mm 8mm縫い、返し口を閉じて完成。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。