bookmark_borderInspiration file80
KOKKA 2015 展示会レポート その1

コッカファブリックのサイトを運営している布メーカーのKOKKA(コッカ)では、年に数回、小売店様向けの展示会を開催しています。この展示会でたくさんの小売店様やメディアの方に新商品をご覧いただき、全国のお客様のもとにコッカの布が届けられる、というわけなのです。1〜2月に開催される展示会は、デザイナーズ・コレクションが中心。echinoやnaniIRO、ellen baker など、人気ブランドの新シリーズが一堂に会します。

2015年の特大ニュースは、なんといってもechinoが10周年を迎えたということ。

展示会場の真ん中にドーン! とechinoの2015コレクションが、作品と一緒にディスプレイされました。
in80_1

echinoのアイコンとも言える、鹿のオブジェも。
in80_2
その後ろにタペストリーのようにかかっているのは、今までに人気だったテキスタイルを集めたパネル柄。10周年を記念して特別に作られた布です。まさしくechinoファン垂涎の柄ですね!

そして、おなじみのnaniIRO。2015年のコレクションのテーマは「余韻と予感」。
in80_3
今回は発表された柄数も多くて、naniIROファンにはたまりません。

14年間愛され続けた「pocho」(写真左上)も新たな色合いで登場しています。花柄は「EN GARDEN」。「EN」は、円、艶、燕、縁、苑、など、日本の良き言葉からとったものだそう。
in80_4

こちらはellen bakerの新コレクション「charms」。
in80_5
ふんわりとしたWガーゼと、バッグなどの小物づくりに最適な綿麻キャンバスの2つの素材で登場。なんと今回の布はメタリックゴールド加工が施してあって、キラキラッとした雰囲気がとってもおしゃれなのです。

お洋服に仕立てたら、ほら、こんなシックに。
in80_6

さらに、ビッグニュースが……。昨年2月に発表した、コッカテキスタイル大賞『Inspiration』の大賞受賞作品が、ついに布になったのです! 大賞受賞者の紙野夏紀さんが初めて手がけたシリーズは、「törten」(テルテン)。ドイツのバウハウスの集合住宅「テルテン・ジードルンク」のような暮らしをイメージしたそう。
in80_7
紙野さんのインタビューは、近日中にvisit artistコーナーに掲載しますのでお楽しみに〜!

本日、こちらでちらっと紹介したシリーズは、順次textile storyにアップしていきますので、楽しみに待っていてくださいね。

KOKKA展示会で発表された新シリーズ・新柄はまだまだいっぱい。一度では紹介しきれませんので、来週のこのコーナーでも引き続きお話します。乞うご期待!

bookmark_border円形ポーチ

サイズ:縦約10cm× 横約14cm× マチ約8cm 

コロンとしたフォルムが可愛い、手のひらサイズの小さなポーチです。ファスナーのあき口が広くて、マチもたっぷりめなので、使い勝手もバツグン。コスメグッズを入れたり、ソーイングセットを収納したり、お気に入りの小柄布でいくつも作りたくなります。ファスナーの両サイドにつけたタグもおしゃれなアクセント。本体とマチを縫い合わせるときは、中央に合印をつけて合わせていくときれいに仕上がりますよ。

デザイン・製作:コッカファブリック


使用した布:(表布)P34200-200(C)


材料:
□⽣地(表布):110cm 幅×20cm
(裏布):110cm 幅×20cm
□接着芯:90cm 幅×20cm
□ファスナー:20cm×1 本

cs90_roundpouch

裁ち方図と作り方はこちら
button_tt

コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

bookmark_borderTrefle

入園入学用グッズにぴったり

男の子が大好きな乗り物、女の子が大好きなコスメグッズやスイーツなどをモチーフにしたシリーズです。入園入学用グッズを意識してデザインしているので、レッスンバッグやシューズ入れなどの袋物はもちろん、スモックなどのお洋服にも向いていますよ。

カラフルトラフィック P33600-600 オックス
kokka-fabric.com/wp-kokka P33600-600_1kokka-fabric.com/wp-kokka P33600-600_2

カラフルでポップな柄です。乗り物も、自動車だけでなく、飛行機、汽車、ロケットなど、男の子が大好きなものを詰め込みました。小さめの柄なのでレッスンバッグだけでなく、コップ入れなどの小物にも使えますよ。

『Trefle』の続きを読む

bookmark_borderInspiration file79
 はぎれで作る ミニチュア小物

 小さなスペースでちょこちょこっと作れるミニチュア布小物が、今、ソーイング・ブロガーさんの間で大流行。こちらの写真は、コッカファブリックでもおなじみの人気ブロガー、中山佳苗さんの作品、メルシータグです。
in79_1

 子どもの頃、サンリオの商品を買ったときにつけてくれるオーナメントが大好きだったという中山さん。これがヒントになり、自身のネットショップ「Hanaday」でお買い物をしてくださったお客様に’おまけ’としてメルシータグをつけたら大人気。以来、毎回、アイデアをひねってプチ小物を考えているのだそう。

「凝ったラッピングをしなくても、最後に袋にメルシータグをつけるだけで、素敵なギフトに早変わりします!」(中山さん)

中山さんのネットショップは、期間限定スタイル。1月中旬にオープンする回のメルシータグが、冒頭のミニトートです。
この紫の動物柄、どこかで見たような……。そう、「プチプリ」です! 森に住んでいる動物や植物がぎゅっとつまった、北欧風のおしゃれな布。単色で白く抜いたモチーフがポイントです。
この布で「ティアドロップ形スマホポーチ」を作ってくれたのが中山さんです。

このメルシータグ、名づけて「冬のミニトート」。
in79_2

「スマホポーチを作ったときのはぎれのうち、紫の方を使って、ちょっと冬っぽいデザインにしてみました。どこが冬っぽいかというと、白い毛糸をくさり編みした持ち手です。何本もくさり編みするのが結構大変でした〜」(中山さん)

ミニトートは、なんとミニブック入り。
in79_3

季節によって持ち手の素材を変えたり、ミニブックをプラスしたり……。細やかな演出が話題を呼び、今では「メルシータグ」のコレクターさんもいるそう。
中山さんのブログには、歴代のメルシータグを紹介するコーナーもあって、そこにはミニクッション、プチテトラ、Tシャツなど、さまざまなアイテムが登場。発想の豊さに圧倒されます。

はぎれで作れるミニチュア小物、「メルシータグ」のように、ギフトアイテムにも大活躍しそうですね!

bookmark_borderくろくんのレッスンバッグ

サイズ:縦35cm 横45cm

大ベストセラー絵本「くれよんのくろくん」の乗り物柄を使ったレッスンバッグです。作ってくれたのは、ハンドメイド作家の田巻由衣さん。1枚にいろいろなイラストが入っている柄を生かして、前、後ろ、内側、ポケットと、それぞれ違ったイラストが見えるように工夫してくれました!

デザイン・製作:田巻由衣


使用した布: くれよんのくろくん JG47000-1


材料:
□生地(側面A・ポケット):110cm×100cm
   (側面B):100cm×40cm
□テープ:3cm幅を80cm

tamaki201412-1copyright

「くろくんのレッスンバッグ」について、田巻さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
絵本を眺めているような楽しい柄なので、入園入学のお子様も喜びそうです。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
たくさんの柄を楽しめるように、前、後、内側、ポケット、と すべて違う絵の部分を使いました。持ち手の端も中に隠し、絵柄がめいっぱい見える作りです。
tamaki201412-2

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
直線なので簡単です。返し口をきれいにまつれば、リバーシブルで使えます。丈夫で長く使えるように、中に隠した持ち手の端も、表からしっかりステッチをかけておきましょう。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
幼稚園や学校の指定サイズは30×40cmのところもありますが、お道具箱が入らない場合もあるようですので、こちらの仕上がりサイズは少し大きめの35×45cmにしました。たくさん入って便利に使えると思います。
KF:田巻さん、どうもありがとうございました!「くろくんのレッスンバッグ」の作り方プロセスも田巻さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

『くろくんのレッスンバッグ』の続きを読む