bookmark_bordercocca(コッカ)
昭和の復刻シリーズ

昭和の布を現代の感性でリデザイン

今回ご紹介するのは、東京・代官山にショップを構える、東京発のファブリックブランド、cocca(コッカ)の「昭和の復刻シリーズ」です。このシリーズは、約50 年前の図案家達によって生まれた昭和の柄をリデザインし、現代のライフスタイルに合う配色を施したものです。昭和の時代に作られていた布の遊び心のある柄行きやはっとする色使いに魅せられ、現代に復刻しました。

「復刻柄は細かいモチーフの連なりなので、雑貨小物類を作るのにも、お洋服を作るのにも適した素材で、子どもから大人まで使える生地なので、ワンピースやスカートも親子おそろいで楽しんでほしいです」(cocca)

綿サテンやドビーなど、素材もさまざまな「復刻柄シリーズ」は、柄行きの面白さだけでなく、質感の違いも楽しめます。

koushi  JGC-100 1A, JGC-1001B, JGC-1001C

cocca_koushi1

  • cocca_koushi2
  • cocca_koushi3

綿サテンを使った光沢のある布です。春夏をイメージしたオフホワイトにポイントカラーが新鮮な手描きの格子柄。
定番のチェックなので洋服にも取り入れやすい柄です。

『cocca(コッカ)
昭和の復刻シリーズ』の
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世界にひとつの手作り人形

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人形・手作り作家のmimiwnさんは、手作り好きが高じて、2003年からuna-na(ウナナ)人形を作り始めました。
una-naは、mimiwnさんの大好きな布の端切れや洋服などを使ったラグドール。
近年ではニットで作る「編みuna-na」も誕生し、雑誌『毛糸だま』で連載もしていたそう。

今までに制作したuna-naは、おしゃれなパリジェンヌ、ハワイアンガールなど、それぞれがキャラクターをもった、世界にひとつの一点もの。

mimiwnさんが、コツコツと楽しみながら作ったuna-naは、口コミでどんどん広がり、今までに数百体以上がお客様のもとに旅立ったそう。ときには思い出の洋服を使ってオーダーメイドで作ってほしいとの依頼も舞い込みます。

「una-naは、世界にひとつの手作り人形。手にとるヒトの嬉しい顔が見たいからチクチク・あみあみしています」というmimiwnさん。

着られなくなったけど捨てられないお気に入りの洋服や、引き出しの奥で出番を待っている生地やボタン……。
そんな「うずもれた大好き」が、人形というカタチになって、かわいく素敵によみがえる―。

さわやかな初夏の季節が過ぎると、そろそろ衣替えのシーズン。
いっぱい着回した洋服は、処分する前にハンドメイドの素材として見つめ直してみると、意外な「お宝」が発見できるかもしれませんね。

mimiwnさんのサイトはこちら。http://yaplog.jp/una-na/

bookmark_borderさんかくポシェット

サイズ:幅約17cm、高さ約16cm

ハンカチサイズくらいの端ぎれで作れるポシェットです。両端を合わせてファスナーをつけ、底と上部を縫うだけの簡単ソーイング。接着キルト芯をつけるとパリッと形よく仕上がります。肩かけ用のひもをつければショルダーポシェットになります。

材料
□生地 25㎝×40㎝ 
□接着キルト芯 25㎝×40㎝
□裏地 25㎝×40㎝
□ファスナー 17㎝


使用した布:STAMPED (circle flowers) JG-41500-502 (B)

cs5_pochette

裁ち方図と作り方はこちら
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bookmark_borderSTAMPED(スタンプト)

使いやすい幾何学デザイン

今回ご紹介するのはSTAMPED (スタンプト)。アメリカはアトランタ在住のキルター、エレン・ベイカーさんがデザインしたコレクションです。「STAMPEDは大好きなブロック柄の布をヒントに誕生しました。デジタルで作っていますが、ハンドメイドでデザインしたような雰囲気を意識しました」(エレンさん)。ベッドカバーやピローといったインテリアアイテムから洋服やバッグまで、さまざまなソーイングが楽しめるシンプルな柄が人気です。「綿麻キャンバス地の質感はキルトにも向いていますので、キルターの方にも使ってもらいたいですね」

scallops(スカラップ)JG41500-500

stamped_sc

  • stamped_sc2
  • stamped_sc3
  • stamped_sc4

このシリーズのなかでもっとも使い勝手のいい幾何学デザインの布です。この布一枚でシンプルに仕上げても、シックでおしゃれな作品になります。トリムやキルトのバインディング、裏地などにも使える万能柄です。

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日常の風景を切り取って

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ちょっとおしゃれな八百屋さんの店先に、パイナップルがずらりと並んでいました。
「わあ、きれい!」。思わずスマホのカメラでパチリ。
この写真は、そんな日常のヒトコマです。

ここ1、2年でスマホの利用者が急速にふえました。おかげで今まで主流だった携帯電話も「ガラケイ」などと不名誉な(!)呼び方をされてしまう始末……。
スマホを使うことで、写真も気軽に撮れるようになり、さらにTwitterやfacebookにアップできるようになると、写真を撮るのも、ほかの人の写真を見るのも楽しみになってきます。

そんな写真を楽しむサイトとして、人気のアプリがInstagram(インスタグラム)。
Twitterが文章がメインの投稿サイトだとしたら、こちらは写真がメイン。
自分が気に入った写真をアップしている人をどんどんフォローしていく、そしてフォローされていく仕組みです。

ものづくりを楽しむ人にとって、自分で作った作品をアップして、いろんな人に見てもらうのは何よりうれしいことですが、こういった写真サイトは、じつはそれだけでなく、感性やセンスを磨くうえでもとっても有効なのです。

世界中の人がアップする写真には、自分が思いつかなかった着想やアイデアが散りばめられています。自分のアンテナに沿って取捨選択していくと、そこには自分だけの「ネタ」帖、アイデアノートができあがります。

言葉は通じなくても、写真は全世界共通。
いろんな人の「日常」をのぞいてみませんか?