世界中の人たちに愛される 小さなバレリーナ
今回、ご紹介するのは、アメリカのテキスタイルブランド、melimba(メリンバ)です。デザインを手がけるのは、テキサス州在住のメリッサ・ウッドさんと、彼女の妹のベッカさん。コッカでの初シリーズが、この「tiny dancer」です。
「子どもの頃、母にペーパードールの作り方を教わってから、ドール作りが大好きになりました。私には、バレリーナになった親友がいるのですが、彼女のショーの成功を願って、特別なバレリーナのペーパードールを作ったことがあります。すごく楽しい作業だったんですが、あるとき、紙をカットする時間を節約したくて、パソコンで作ってみたんです。シーンに合わせて洋服を変えてみたり…。そのときに、ダンシング・バレリーナというアイデアを思いつきました。もうひとりの妹のレベッカや、私の娘がダンス好きだったこともあり、『tiny dancer』が誕生したんです!」
このシリーズをデザインするとき、妹のレベッカさんには本当に助けられたというメリッサさん。「世界中の女の子を象徴するようなダンサーを描くことが、とても大切なことでした。なぜって、ダンスは世界の共通語ですから。いろんな国の人が、ダンスという共通項で集まるなんて、素敵なアイデアとだと思いませんか?妹のベッカと私は、さまざまな人種を代表する肌の色、髪の色を表現しようと試行錯誤を重ねました。それは骨の折れる作業だったけれど、私たちにとっては重要なこと。みんながこの布を見たときに、もし、自分たちになじみのある肌や髪の色のダンサーがいたら、『あ、私たちの代表がいる!』って思ってくれるでしょう?」
ダンサーをテーマにした布ですが、シリーズには、花柄やドット、クラシックダマスクなど、使いやすい小柄も加わっています。「私たちは、このシリーズで本当にいろんなものを作っていますよ。私の母は、素晴らしいキルトを仕上げ、5歳になる私の娘のスカートも作ってくれました。ベッカは、トートバッグや、私の息子用の蝶ネクタイ、そして私は、小さな人形。チュニックやスカート、ワンピースも作るつもり」
「ダンサープリントは、ダンスのクラスに通う子どもたちのレッスンバッグにしたり、ダンス好きさんへのミニキルトにしたり…。かわいいもの好きな人にとっても、喜ばれる柄ですよ」。花柄やストライプ、ダンサーダマスクは、小柄で使いやすいのが魅力。いろんな作品にちょこっと加えたいときにも重宝します。
tiny dancer main print JG-42000-1 シーチング
「目を細めてこのプリントを見てください。ダンサーの肌の色が違うので、ポルカドットのように見えるでしょう? この布は、小さなバッグから、キルトのピースまで、本当にいろいろな作品に使えます」
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