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1位
Ellen Baker
JG-41600-2(C) -
2位
echino
JG-95200-1(B) -
3位
echino
JG-95800-803(A)
エレン・ベーカーさんのフォークモダンシリーズ、シトラスツリー柄が1位になりました! 2位のechinoはジャガードです。3位のechinoのワイルドフラワー柄は4か月連続のランクインです。
販売ランキングは、コッカファブリックを扱ってくださる全国のショップ様からの受注数に基づいています。
エレン・ベーカーさんのフォークモダンシリーズ、シトラスツリー柄が1位になりました! 2位のechinoはジャガードです。3位のechinoのワイルドフラワー柄は4か月連続のランクインです。
販売ランキングは、コッカファブリックを扱ってくださる全国のショップ様からの受注数に基づいています。
先週に引き続き、古家悦子さんデザインのechinoシリーズです。今回、ご紹介するのは、「decoro」(デコロ)。「『decoro』は、空間・人・時間を“飾る= decoration”から生まれました。『飾りたい』と思えるようなテキスタイルをテーマに、鮮やかな色彩とちょっとリアルな動物、パターンの集合、落ち着いたなかに面白さをプラスしたデザインで、時と共に長く愛せるファブリックシリーズです」(古家悦子さん)。
rhythm JG-99550_50 綿麻シーチング
柄名は「リズム」。生地幅110cmいっぱいにデザインされた布です。クラシック調の壁紙のような植物と鳥のパターン、規則的な部分と不規則な部分、幾何柄パターンをリズムのようにイメージして、流れるようにつなぎ合わせた柄です。大きな面を活かして大胆な使い方も楽しめます。生地幅をそのまま活かして、タペストリーや、お部屋の間仕切りにしたり。配色違いをいくつかファブリックパネルやランプシェードなどにして飾るのもおすすめです。
手芸とは、よく「糸」編のあるもの―、すなわち、「縫う」や「編む」といわれていますが、刺繍もそのひとつ。その刺繍の世界で、最近、アートやデザインワークとしても見応えのある作品がふえてきたように思います。
写真は、刺繍作家の高嶺尚子さんの作品、「りぼんのいらないプレゼント」。
手のひらサイズの木製フレームに、玉ねぎや蝶、クレヨンなど、
日常の風景にころがっている、さりげないものたちが描かれています。
高嶺さんの作品は、刺繍糸だけでなく、絵の具も使って、色鮮やかな世界を表現。
線と面との絶妙なコラボレーションから、楽しい雰囲気が伝わってきます。
作品には、こんなメッセージがこめられています。
「子どものころから、大人になった今まで、ちょっとした贈り物をたくさんもらってきました。誕生日やクリスマスの特別なプレゼントではなくて、紙袋の入った玉ねぎや、少し砂のついた貝殻…。リボンのついていないプレゼントは、少しキラッとしていて、いつもやさしいのです。この絵を特別でない、いつもの中に、置いてもらえたらとてもうれしいです」(高嶺さん)
日常の風景を描いた刺繍が、作家の手を離れ、第三者の「日常の風景」に溶け込んだとき、その作品は、「アート」として第二の‘人生’を歩む・・・。
なーんて思ったり。
日常の空間を豊かに演出してくれるものが、アートなのかしら。
手芸やソーイングといえば、バッグやポーチといった実用小物や洋服がメイン。
でも、ときには、こんな空間を演出してくれる「アート」も作ってみたら、作品の世界が広がりそうですね。
高嶺尚子さんのサイトはこちら
http://www.pomponet.net/
コッカのなかでも大人気のブランド、echinoの新シリーズ、ni-co(ニコ)を使った作品です。選んだ布は、glasses-b。ほぼ実物大の(!)のメガネ柄がずらりと並んだユニークな布です。アイテムは、ズバリ、メガネケース! 製作してくれたのは、Anriさん。洋裁が大好きなAnriさんは、自分の身に着けるものはGパンと靴以外はほとんど手作り、今や9割が自作だそう。「自分で作ったものでおしゃれ(かどうかは謎ですが…)を楽しめていることが、とても自慢なのです!」というAnriさん。今回のメガネケースもおしゃれ大好きさんらしい、センスが光っていますよ。
使用した布:echino ni-co JG99700-702 (D)
材料:
□生地(表布、裏布):30cm×40cm
□皮革(口布):10cm×10cm
□キルト芯:30cm×20cm
□バネ口金: 幅1cm、長さ10cmを1本
メガネケースについて、Anriさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
キャンバス地は程よい厚みなため、お洋服はもちろん、インテリア雑貨や生活雑貨と用途が広いと思います。
地の色が白ではないのも、汚れが目立たず、用途を広げると思います。
作りたいものが次々と浮かんで絞るのが大変でしたが、今回は、綿麻ととても丈夫な素材なので、毎日使うもの、バッグに入れて持ち歩くもの、そんなものを作ろうと思いました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
一目見て、メガネケースだよね!という遊び心を前面に出しました。
メガネを多少でも保護できるようにキルト芯を挟んだのは、ちょっとひと手間で得られる安心感です。
また片手で開閉できることはメガネケースに欲しい機能だと思うので、バネ口金を。
でもできるだけ嵩張らないよう、ギャザーを寄せず、可能な限りタイトに仕上げました。
口布に皮を使ったのは、切りっぱなしOKなため、タイトな裁断でも縫い代に引っかかることなく口金を通しやすいという利点からです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
口布の隙間で表に返せるようにしたので、返し口を縫い残す手間がいりません。その分、返す際には口布付近に負荷がかかります。返し縫いをしっかり掛けることがポイントです。
ミシンを掛ける時の注意としては、皮とキルト芯は伸びるので、サイズが変わらないよう待ち針やクリップで押さえながら掛けることです。こうすることできれいに仕上がります。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
おうちでも、オフィスでも、ポンっと机に置いておくだけで可愛いです。これなら、男性が持っても素敵だと思います。
KF:Anriさん、どうもありがとうございました!メガネケースの作り方プロセスもAnriさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
材料を用意します
準備はこんなに小さくて四角いだけの布ですが、それぞれを正確に裁断しておくと、後の作業がとても楽で、仕上がりもキレイです。
1. 口布と本体を中表で縫い合わせます。キルト芯は中袋と一緒に縫ってしまいますが、口布と縫い合わせる時でも、キルト芯と中袋とを、口布だけでなく底側も待ち針でぴったり重ねておくと、歪むことなく次の工程へ進むことができます。
2. 本体同士を中表で縫い合わせます。このように、口布は避け、本体の縫代は一緒に縫ってしまうと、表に返した時に落ち着きます。また特にこの部分の返し縫いはしっかりすると、表に返す作業も安心してできます。
3. この口布の間から表に返します。とても狭いですが、ゆっくり返せば通ります。もし通らなかったり不安な場合には、中袋側の底部分に返し口を縫い残し、そこから返すこともできます。
4.. 表に返ったところ。この後、中袋を外袋の中に入れ込みます。キルト芯の縫代が多少ゴロつきますが、気になる場合には、底の角の縫代を斜めにカットしてもいいと思います。今回は表にひびいたりはしなかったので、クッション性ということでそのまま残してあります。
さて、今回は、本サイトでいちばん最初にご紹介したechino(エチノ)の新シリーズ、ni-co(ニコ)です。こちらは、ユニセックスをコンセプトによって生まれたファブリックシリーズ。シンプルなモチーフと色数を控えた描き方によって生まれたデザインです。独特の色合いが魅力のechinoカラーはそのままに、1つのモチーフをパターンとして繰り返すテキスタイルとしての面白さを表現しています。配色によって表情も変わるファブリックなので、幅広く楽しめるシリー ズです。
「どのようなアイテムも形はシンプルな方がおすすめです。たとえば定番的なトートバッグや簡単な四角いサブバッグなど。革などと組み合わせてバッグやクッションカバーなどにしたり、プリント柄が身近でなかった男性にプレゼントするのもいいですね」(echinoデザイナー 古家悦子さん)
scooter-b JG-99700_700 綿麻キャンバス
少しレトロな表情も見せる「スクーター」。メンズ向きのように見えますが配色によっては、とても可愛くもおしゃれにもなるようなカラーバリエーションも。サイドのバイアス柄部分も活かした楽しみ方ができます。