書店のトートバッグから生まれたともいわれるブックトートは、広めのマチとかっちりとしたフォルムが人気の秘密。こちらのバッグは、そんなブックトートをヒントにデザインしました。本はもちろん、ラップトップや一泊旅行の着替えまで、さまざまなシーンや用途に使えるのが魅力です。
使った布は、手芸作家さんのリアルな声から生まれたテキスタイルブランド「KONiTT(コニット)」。側面の外布に使ったのは、葉っぱやお花、実ものをちりばめた「はっぱ」、内布と持ち手の外布は、ゆらぎのあるストライプの「しましま」です。はっぱ」はシーチング、「しましま」はオックスです。どちらもコットン100%。「どちらの布も、切りやすくて、縫いやすい、バッグづくりにおすすめの布です。
使用した布:(側面外布)YK-11030-1A
(内布・持ち手外布)YK-11040-1B
*こちらの布はオンラインショップで販売中です。(2023.02現在)
布の品番をクリックするとオンラインショップページがご覧頂けます。
材料:
- 生地(側面外布):90cm×30㎝
- 生地(内布・持ち手外布):100㎝×80㎝
- 生地(底外布・口布・持ち手内布(9.5号帆布)):55㎝×80㎝
- 接着芯:90㎝×55㎝
- カシメ:直径0.7㎝を8組
- タグ:1枚
サイズ:
縦約24㎝ 横約32㎝ まち幅10㎝
ブックトート風バッグについて、武井さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
「はっぱ」と「しましま」、どちらもベージュカラーで柔らかく優しい印象です。9.5号帆布の濃いベージュを合わせて引き締め、ベージュのグラデーションカラーにしてみました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
持ち手の「しましま」は水色の線が入っているところを選んで裁断し、「はっぱ」の青い実とそろえました。マチ部分に縦にステッチを入れることで四角くし、スタイリッシュなフォルムにしてみました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
薄手の生地に厚手の接着芯を貼ると雰囲気がぐっと変わります。接着芯はお好みの厚さのものを貼ってください。
マチ部分にステッチを入れる際、生地の厚みによっては縫いにくい場合もあるので、プーリーをゆっくり手回しして針を進めてください。
口部分にマグネットボタンをつけたり、内側にポケットをつけたりすると、さらに使い勝手がよくなります。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
カジュアルにもフォーマルにも合わせられる万能なトートバッグ。これからのお出かけシーズンにも大活躍なサイズなので、ぜひ作ってみてください。
KF:武井さん、どうもありがとうございました!ブックトート風バッグの作り方プロセスも武井さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。