bookmark_borderキャラメルポーチ

サイズ:幅12.5cm、⾼さ10cm、マチ10cm

布を折りたたんでマチを作るキャラメルポーチは、一度は作ってみたいアイテムです。マチにリボンをつけたり、ポンポンやレースなどをあしらって可愛くアレンジできるのも人気の秘密。今回、ご紹介するのは、カワイイ布ならおまかせのキャンディパーティの新柄です。作ってくれたのは筧なおみさんです。

デザイン・製作:筧なおみ


使用した布:
 キャンディパーティ H3049-3(A)


材料:
□⽣地(表布):30cm×40cm
(裏布、バイアス布):50×40cm
□ファスナー:⻑さ20cm を1本
□ポンポンブレード:直径0.5cm のポンポンつきを50cm
□リボン:幅2cm を30cm
□25 番刺しゅう⽷

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キャラメルポーチについて、筧さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
とにかくカラフルでポップ、元気なイメージでした。触り心地がよかったので、普段使いにするものを作りました。カラフルな布なので、形はシンプルなものにしています。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
ファスナーそのものも布に使用されている色を使い、色を繰り返すことによってかわいらしさを強調しました。くどくならないようにリボンの色はおさえました。ポーチの内側になる裏布も、表の布にある色を使用して一体感を出しています。布の上にはなるべく飾りをつけず、布そのものの愛らしさを大切にしました。飾りの色は布の色よりも少し抑えると、全体の印象がくどくなりません。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
まっすぐ縫うだけなので、初心者にも作りやすいです。一つ一つていねいに作業すれば、きれいに作れます。今回使用した布は、縫いやすいので手縫いもおすすめです。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
パステル調の飾りは、やさしい印象になるので、小さなお子様が持っても似合うと思います。キャラメルポーチは、物がたくさん入るので、メイク道具もたくさん入ります。四角いので収納にも向いています。ご自宅で小物を入れとして使用してもいいですね。

KF:筧さん、どうもありがとうございました!キャラメルポーチの作り方プロセスも筧さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

キャラメルポーチの作り方

1.
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材料をそろえる。

2.
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表布の裏側ファスナーをつける。中表になるように。外側から0.2~0.3cmを縫う。反対側も同様につけて、筒状にする。

3.
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裏布にファスナーをつける。ファスナー、表布の順に重ねる。待ち針でとめて、外側から0.5cmのところを一緒に縫う。両側を縫い終わったら、表からアイロンをかけて整える。

4.
7
生地がずれないように、表と裏を待ち針でとめ、脇を端から0.5cmのところをぐるりと一周縫う。

5.
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ファスナーを上にし、底の中心に待ち針で印をつける。脇の真ん中に待ち針を打ち、縫い代の前後1cmを縫う。返し縫いをしてほつれないようにしたら、端は完成。

6.
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バイアス布で両端をくるむ。

7.
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ファスナーの両脇にポンポンブレードを待ち針でとめ、刺繍糸でクロスステッチで縫いとめる。刺繍糸の場合は3本どり。

8.
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最後に脇につけるリボンを作る。リボンを半分に切り、蝶結びにする。それを糸で目立たないように縫いつけ、結んだところを数か所、縫ってできあがり。

裁ち方図と作り方はこちら
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コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

bookmark_border2014 echinoコレクション 第3弾

ホームデコも楽しめる150㎝幅

大人気のechinoシリーズが登場。2014年のechinoコレクションのテーマは、“echino×kika”。動物や植物など自然からイメージしたモチーフとグラフィカルな幾何柄が融合したコレクションです。今回、ご紹介する3柄は、2月にこのコーナーでご紹介したechinoコレクションの第3弾です。素材は、echinoの定番の綿キャンバスではなく、綿85%、麻15%の綿麻シーチング。扱いやすい素材で、幅も150㎝と広めなので、ホームデコレーションとして大胆に使ったり、シャツやワンピースなどの洋服に仕立てるのもいいですね。

seed JG95210-10 綿麻シーチング
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  • echino2014 collection JG95210_10_2
  • echino2014 collection JG95210_10_3
  • JG95210_10_4

大きな「種」や今にもはじけそうな種をリズミカルに描いた布。大胆なパターンでありながら、とても使いやすい柄です。

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マーガレット刺繍の春色トレイ

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桜の花も終わりに近づいた東京では、うす緑色の新芽が目にまぶしくなってきました。花屋さんの店先では、春たけなわといわんばかりに、色とりどりの花が愛想を振りまいています。ハンドメイドの世界でも、花をモチーフにした作品が気になるこの頃、素敵な作品を見つけました。マーガレットの刺繍を施した、カルトナージュのトレイです。こちらは、刺繍&カルトナージュの教室、アトリエクレアを主宰する、井上ちぐささんの作品。

「刺繍やカルトナージュと出会ってから、自分の世界観を針と糸、布で表現することに喜びを感じるようになりました。こんなに好きでたまらないことを、出会った方々と分かち合えたらきっと楽しいだろうという思いが、アトリエクレアの始まりです」(井上さん)

少人数のアットホームなレッスンでは、未来のアンティークとなるような繊細な手仕事を提案している井上さん。サイトには、クラシカルなテイストのカルトナージュ作品がいっぱいです。写真のトレイもそのなかの一つですが、こちらは、2011年3月11日に起きた東日本大震災義援金として、レッスン費の一部を寄付するという、チャリティーレッスンなのだそう。
「震災にあわれました方々が一日も早く、安心して暮らせる日々が来ますように祈りを込めて作りました。人と人とをつなぐ温かい思いにも。今回のチャリティーレッスンでは、春らしい可憐なマーガレット刺繍を閉じ込めて、あったかい気持ちになれるようなやさしい雰囲気の作品に仕上げていきます」(井上さん)

こちらのトレイは、刺繍途中のものを置いたり、スィーツトレイとしておもてなしにも使える便利なサイズ。使わないときは壁に掛けて飾っても素敵です。レッスンの詳しい内容は、井上さんのサイト、アトリエクレアのホームページでご覧いただけます。興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

アトリエクレアはこちら。 http://atelierclaire.com

bookmark_borderヘッドドレス

サイズ::幅最⼤13.5cm、頭まわり50〜59cm

今回の作品は、ヘッドドレスです。ステンドグラスような透明感のある色彩が美しい、JUBILEEのmosaicを使いました。作ってくれたのは、本コーナーでおなじみのAnriさんです。

デザイン・製作:Anri


使用した布:
 JUBILEE JG44000-3 (C)


材料:
□⽣地:60cm×70cm
□ゴムテープ:幅2cm を10cm

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ヘッドドレスについて、Anriさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
60ローンと薄手で、キレイ色がたくさん!スカーフを連想させ、真っ先に頭につけたいと思いました。程よくハリがあるので薄手でも扱いやすく、緻密さが必要なものでも縫いやすい布だと思います。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
折りたたむのではなく、ギャザーで幅を決めるようにしたので、トップにはクシャっと自然なプリーツが入ります。キレイ系でもモード系でもなく、普段着に使いやすいことを目指しました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
フリーサイズですが、サイズを変えたい場合には、平ゴムを±0.5〜1cm程度調節するといいと思います。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
画像ではロングヘアをゆるく編み込んでいますが、結んだり下したりおだんごにしたり、髪の長さもボブやショートでも。無造作ヘアにプラスするだけで手を掛けたように見え、忙しい主婦の朝にもいいと思います。

KF:Anriさん、どうもありがとうございました! ヘッドドレスの作り方プロセスもAnriさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

ヘッドドレスの作り方

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裁断の際の注意は、柄の配置です。本体中心付近の柄が一番目立ち、また正面から見た時におでこにきますから、好みによって選ぶといいと思います。

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幅を固定するためギャザーを入れます。ギャザーを固定させる時、ギャザーを寄せるための粗いミシン目のできる限り近くに針を落とすと、粗いミシン目の糸を抜いた後の針穴が目立ちにくくなります。近くといっても糸を割ってしまうと抜けにくくなるので、注意しながら針を進めます。

3.
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ギャザーはアバウトで大丈夫ですが、気持ち真ん中に多く寄せる感じです。これを中表に縫い合せて筒状にします。

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ゴムにかぶせる布は、あらかじめ出来上がり線でしっかりとアイロンをかけておきます。

5.
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平ゴムを縫付けます。ゴムをかなり引っぱりながら縫うことになるので、端をまち針でしっかりと固定しておきます。この工程は省いても作れますが、ここで固定しておくと後でつけるより楽です。

6.
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ゴムを縫付けた状態です。このようにかなり縮まるので、4のアイロンが後の工程で効いてきます。

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本体の端をゴム部の幅に縮めます。きっちり均等でなくても大丈夫ですが、生地が薄いとはいえ厚みが集中しないよう、こんな感じでたたむといいと思います。

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パーツを縫い合せて「わ」にします。1cm重ねて端を縫い、さらに中のゴムの端も再度縫いとめるため7mm内側にもミシンをかけます。

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最後に、またゴムを引っ張りながらミシンをかけて閉じます。

10.
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完成です。

裁ち方図と作り方はこちら
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コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

bookmark_borderJUBILEE(ジュビリー)

爽やかな色合いの幾何学モチーフ

JUBILEEは、デザイナーのシミズダニヤスノブさんが手がけるブランドで、「プリントデザインからはじまるモノづくり」がコンセプトです。「今回のコレクションは、60ローンというシャツなどによく使用される生地なので、ワンピースなどの洋服づくりに向いています。爽やかな色合いはこれからの季節にバッグや小物のほか、インテリアのポイントとしてクッションカバーなど、幅広く活用できるテキスタイルです」(シミズダニヤスノブさん)
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angelfish JG-44000-1  60ローン
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「熱帯魚のエンゼルフィッシュがモチーフ。規則正しく整列したシャープな印象をもたせるジオメトリック柄です」(シミズダニさん)

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