bookmark_borderGarden (ガーデン) by Ellen Luckett Baker

ガーデンのモチーフをヒントに

アメリカのデザイナー、エレン・ベイカーさんの新柄「GARDEN」が登場です。
「今回のプリントは、ガーデンで見かける幾何学な形がデザインのヒントになりました。花、鳥、蝶、葉、雨粒といったモチーフは、すべて自然界のものをシンプルな形に落とし込んだものです。色合いは、明るいトーンも落ち着いたトーンも、ヴィンテージの風合いを持たせています。ガーデンシリーズは、バッグ、キルト、キッチンアイテム、ピローケース、そしてホームデコレーションアイテムにぴったりだと思います」(エレン・ベイカーさん)
ガーデンシリーズは全部で6柄。残り3柄は次週にご紹介します。お楽しみに!

 
Dutch Garden JG41700-1 綿麻キャンバス
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「鳥、蝶、雨粒のモチーフを描きました。この布は、プレイスマットや鍋敷き、ランナーといったキッチンアイテムに向いていると思います」(エレン・ベイカーさん)
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春を先取り! 布花ブローチ&カチューシャ

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三寒四温という言葉がぴったりの今日この頃ですが、2月8日、東京は積雪が25cmにもなる大雪に見舞われました。こんなに積もったのは1969年以来45年ぶりのことだそう。

一気に寒い冬へと逆もどりしてしまった週末でしたが、気分だけはもう春・・。街のショーウインドウが、冬ものの厚いコートから、明るい色のブラウスへと変わっていくように、布の手作りもパステルトーンの軽やかな作品が気になり始めました。

コッカファブリックのTwitterをフォローしてくださっている方々のツイートを見ていたら、そんな「春を先取り!」気分にぴったりの布花のブローチとカチューシャを発見。写真がその作品です。

作者はハンドメイド雑貨のネットショップを営むtitocetera(チトセトラ)さん。
「布花は私にとって作っていて楽しくなるアイテムのひとつ。色柄豊富なコットンやリネンを使って、ひとひらずつチクチクと製作しています。小さい花びらになっても色柄のかわいらしさが伝わる、小花柄などを好んで使っています。小花柄は薄手の生地が多いので、大きな布花のブローチは、ハリのある麻生地と重ねて、二重花びらにすることで、型くずれしにくい作りに仕上げています」(titoceteraさん)

写真左のカチューチャは、取り外しできる布花チャームをつけているので、布花の位置は調整可能。好みのポジションで楽しむことができます。布花が耳のすぐ上あたりにくるように着けるのが、titoceteraさんのおすすめだそう。

「今回の布花は、レースやかわり糸をあしらって、春らしい軽やかさを出した作品になっています。布花作品は着けるとぱっと花が咲いたようなかわいらしい雰囲気で、春夏にぴったりのアイテム。この作品で春を先取りしてくださったらうれしいです」(titoceteraさん)

お洋服の胸元につけるほか、バッグチャームにもできる布花ブローチは、使い方がいろいろ楽しめる万能アイテム。春いちばんに作ってみたくなりませんか?

titoceteraさんのブログはこちら http://blog.titocetera.com
布花のほか、可愛い作品がいっぱい載っています。素敵な布もたくさん紹介されているので、布選びや柄合わせもとっても参考になりますよ。

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こけしドールのガーリー巾着

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あれ? この柄はどこかで見たような・・・。そうです。1/22のcraft&sewing のコーナーで、かなやゆみさんが作ってくれたバンブーバッグに登場した柄です。このとき、じつは、バッグとおそろいの巾着も作ってくれていたのです。バンブーバッグと同じく、ピンクのギンガムと黒のトーションレースを使って、なんともかわいらしい表情に。

「バッグをつくったあまり生地で、おそろいの巾着も作りました。こちらも北欧チックでガーリーな雰囲気でまとめてみました」(かなやさん)
小さな巾着は、1つ1つのこけしドールがより引き立ち、1体1体、洋服や顔の表情が違っているのが、よくわかりますね。

作者のかなやさんは、「Y*RT2 HANDMADE」のブランド名で活躍する作家さん。「どことなく懐かしくて、おんなのコらしくて、手づくりならではのあたたかみのあるものづくり」がコンセプトだそう。作品は、布バッグが多いとのことですが、そこにおしゃれ可愛いクロスステッチ刺繍が施されているのが特徴です。サイトには、バケツ型バッグやたわら型ポーチなど、さまざまなデザインの作品がたくさん。見ているだけで’手作り魂’に火がついて、「作ってみたーい!」と創作意欲がムクムクわいてきます。

現在、かなやさんは『京阪神Zakkaマルシェ』に出展中。クロスステッチを駆使したおしゃれなワンハンドルバッグなど、新作バッグが一堂に。阪神百貨店梅田本店8階で、2/11まで開催しているそうなので、お近くの方はぜひ足を運んでみてくださいね。

かなやゆみさんのサイトはこちら http://www.yrt2.com

bookmark_borderハニーカラーのナチュラルバスケット

サイズ:幅20cm、奥⾏き20cm、⾼さ10cm

先週に引き続き、echinoの2014年新柄コレクションで作った作品を紹介します。今回の布は、bee。六角形のパターンのところどころに蜂が入っている、個性的な蜂の巣柄です。beeを使って製作してくれたのは、Anriさん。昨年、echinoのdecoro柄で、ランプシェードや、メガネ柄でめがねケースを作ってくれた作家さんです。今回は、なんと”編み”をプラスした作品です。おうちで使えるおしゃれなアイテムなので、ぜひ挑戦してみてください!

デザイン・製作:Anri


使用した布:
echino bee JG95900-904 (c)


材料と用具:
□⽣地(裏布):40cm×90cm
□⿇ひも(ジュートなど園芸・梱包⽤、並太⽑⽷くらいの太さ):100m 巻を1個
□10 号2本棒針

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「ハニーカラーのナチュラルバスケット」について、Anriさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
可愛らしいけれどスモーキーな色合いから、すぐにナチュラル系の雑貨に使いたいと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
園芸・梱包用の麻紐は整えられ過ぎていないので、いい感じの味を出してくれます。そこに好きな布の内袋をつければ、あっという間にオリジナルなお気に入りバスケットのできあがりです。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
バスケットは増減もなくただのかのこ編みなので、サイズも簡単に用途に合わせて作ることができます。袋は、先にバスケットを編み、それに合わせて作れば自在です。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
袋は取り外して洗えますから、さまざまな場面で使えると思います。今回、正方形にしたのは、タオルやリネンといったもの入れるイメージしたからなのですが、長方形にして、観葉植物を並べても可愛いと思います。

KF:Anriさん、どうもありがとうございました!「ハニーカラーのナチュラルバスケット」の作り方プロセスもAnriさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

「ハニーカラーのナチュラルバスケット」の作り方

1.
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園芸・梱包用の麻紐でバスケットを編みます。手芸用の糸よりもざくざくした雰囲気も素敵に仕上がりますし、なによりも安価です。

2.
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増減なし、全面かのこ編みなのでとても簡単です。

3.
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側面は底の四辺から拾い目をして編みます。底から側面を続けて編むよりひと手間ですが、角のある、四角いバスケットにしたかったのでこうしました。

4.
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側面の脇を針でとじて、バスケットの完成です。

5.
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布は裁断後、平らなうちに側面の上端を二つ折りでアイロンをかけておきます。その後、側面の端を縫い合わせ、縫代を割ります。

6.
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側面の縫代は開いたまま、上端をミシンでたたきます。糸の色はとても迷いましたが、糸が浮かないよう地色はさけ、生地の中でも印象の強い黄色の糸を選びました。

7.
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底と側面を縫い合せます。縫い合せる前に、側面の角にあたる所にアイロンをかけておくと、目印にもなり、縫いやすいです。

8.
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バスケットに布の内袋をかぶせたら完成です。

9.
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側面の布の柄行きをどうしようかとても迷いましたが、ハチがぐるぐる回るような方向にしました。柄行きや縫い目を気にしなければ、内袋を長方形に裁って、マチを縫うだけの作り方でもいいと思います。

裁ち方図と作り方はこちら
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コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

bookmark_border2014 echinoコレクション part2

echinoの世界を小物作りで楽しめる柄

先週に引き続き、echinoの2014年新柄コレクションの紹介です。今回は、鳥やハチをモチーフにした柄も登場。特にハチ柄は小柄なので、ポーチやがま口といった小物作りにも活躍しそう。echinoデザイナー、古家悦子さんが、デザインのインスピレーションになったものや、柄を生かした使い方についてお話してくれたので、ぜひ参考にしてください!

bee JG95900-904 綿キャンバス
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beeという名前の通り、まさに蜂の巣ような柄です。「六角形からなるパターンは、小さなころから見慣れた蜂の巣の形として意識してきましたが、改めて幾何柄としてとても面白く描けました。蜂と六角形だけなのに、色使いで個性的な蜂の巣になりました。小物にはぴったりな柄です」(古家さん)

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