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コッカの出張販売

コッカファブリックの直営店があるのをご存知ですか?
場所は大阪、阪急うめだ本店の10階。こちらでは、代官山のcocca(こちらも”コッカ”と読み、同じく布メーカー、コッカが運営しているんです)の布も扱っています。
その直営店が、先週8日から今週14日(火曜日)まで、同じ阪急うめだ本店、9階催場で開催されている「つくるときめき セッセ手芸雑貨マルシェ2015」で出張販売しています。
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nanniIRO、ジュビリー、テルテン、フィンレイソン……など、人気ブランドのカットクロスなども販売。cocca発信のムーミン柄もお目見えしています。
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こちらはcocca発信の布。刺しゅうを施した布や美しい色彩のチェック柄など、こだわりを感じるファブリッックは、創作意欲をかき立てます。
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coccaメイドのおしゃれなコサージュキットもあったり……。
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会場は、マルシェと謳うだけあって、80近くのクリエイターや手芸ショップがブースを連ねて、連日、大にぎわい。テキスタイルマルシェのコーナーでは、全国各地からシルクやリネンなど、シンプルで質のよい定番布が丸反のままたくさん置かれています。ワゴンにはお値打ちな端切れもいっぱいで、まさに布の迷宮のような空間に、心躍ります。

そのほか、レースやボタンといった手芸の副資材のブースも多数、出店しています。
来週14日(火曜)までの期間限定ですから、いろいろゲットされたい方はぜひ足を運んでみてくださいね。

bookmark_borderくったりショルダーバッグ

サイズ::縦30cm 横(⼝側)45cm まち10cm

echinoのジャガード生地を使ったショルダーバッグが登場。作ってくれたのは、ハンドメイド作家で人気ブロガーの猪俣友紀さんです。クラシック調の「damask」柄のなかにもechinoらしい「鳥」が描かれたスペシャルな布を、あえて色違いで組み合わせ、個性豊かな作品に仕立ててくれました。

デザイン・製作:猪俣友紀


使用した布: echino damask JG96150-51 (A), (C)


材料:
□⽣地(側⾯A・B、持ち⼿):80cm×60cm
(側⾯C・D):50cm×40cm
(裏布):50cm×80cm
□マグネットボタン(切り込みタイプ):直径1.8cm を1組
□当て布または接着芯:10cm×10cm

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くったりショルダーについて、猪俣さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
すごく上品な質感の生地で、どうやったら生地を生かした作品ができるかものすごく悩みました。リビングのクッションカバーやカーテンなど、ファブリック系に使用するとより生地の特性を生かせる気がしますが、今回はあえて、柄を大きく生かしたバッグに仕上げてみました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
ジャガードニット、そして厚みのある生地だったので普段は片倒しにする縫い代の処理の方法を変えてみました。また、くたっとした質感を上品な生地と融合させるのにどんな作品にしたら一番映えるかものすごく悩みました。色の違う同じ柄を合わせることでシンプルでもインパクトのある作品に仕上げることができたかと思います。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
伸びやすいニットは通常レジロンというニット専用の糸を使用しますが、今回は普通地用のミシン糸で仕上げています。縫い目の幅を3mmほどにすると縫いやすくなります。

仕上げで持ち手をつけるときは、思いっきり目立つように色の違うミシン糸でステッチ感覚で縫い合わせると遊びもでて楽しいです。

今回は布耳を使用していますが、普段は切り落として捨ててしまう部分も作品の中に加えてみると、遊び心があって楽しいです。是非チャレンジしてみてくださいね。

レシピでは布耳を使用していますが、後ろ面の処理と同じように、縫い代で割る縫い方でも代用可能です。
布耳で作る場合は、縫い代の取り方にコツがいるので、最初に後ろ面を作ってから、当てながら幅を決めるのも間違いがなくいいかと思います。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
肩ショルダーを長めにしているので、お好みの長さにあわせると、もう少し脇の下でキュッとするようなワンハンドルができたり、逆に長くするとポシェットにもできるので、用途に合わせて調整していただけたらと思います。

現在は腰骨の当たりで収まるサイズ。荷物が増えても入れやすく、肩にも負担がかかりにくいデザインに仕上げています。

KF:猪俣さん、どうもありがとうございました! くったりショルダーの作り方プロセスも猪俣さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

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bookmark_borderechino ジャガードシリーズ

いつものechinoに高級感をプラス

深みと高級感がプラスされた美しい生地、ジャガード織のechinoが登場です
「ジャガード織は、組み合わせる織り糸の陰影や織り方によって表情が生まれます。人気のechino柄もジャガード素材でいっそう大人っぽくなりました。3柄×3配色は、全てechinoらしいカラーリング展開ですが、少し光沢のある糸と立体的な素材感で、シックなイメージに。ジャガード織というと、しっかりとして固くて重たいイメージですが、echinoのジャガードはデザイン性はもちろん、程よい厚み、生地としての扱いやすさなどにこだわりました。インテリアなどのホームソーイングから、バッグや小物まで幅広く楽しんでもらえると思います」(echinoデザイナー古家さん)

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echinoファブリックシリーズのアイコンと言える「sambar」。ドットの部分の織り糸が少しムクっとした糸で織られているので、プリント生地のsambarとはひと味違った立体感のある表情の生地です。シンプルなパターンでもつやのある糸で高級感も感じられます。

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アリスの布小物

みなさんは、『不思議の国のアリス』の物語を読んだことはありますか?
今年は、アリスの物語の本が出版されて150周年ということで、全世界的にアリスのイベントが開催されています。

ハンドメイドの世界でも、アリスをモチーフにした小物がぞくぞくと作られているもよう。
こちらは、物語に登場する白うさぎをアップリケしたパッチワークのポーチです。
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白うさぎは、長年アリスを描いてきたトールペイント作家の楠田誓子さんのイラストレーション。原画を元にしたアイロン転写シートを使っています。
愛らしい布小物に仕立ててくれたのは楠田さんのお教室の生徒さん。手作り全般が大好きということで、素敵なコラボレーション作品ができあがりました。

「ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』が出版されたのは、1865年。かのヴィクトリア女王が在位し、繁栄を極めた大英帝国の時代です。この時代は、服飾雑貨やインテリアの装飾品も凝った物が多く、金糸銀糸やレースなどがふんだんに使われていました。そんな時代に想いを寄せて、布小物も、レースモチーフやパールビーズを散りばめて、ロマンチックに仕上げてもらいました」(楠田さん)

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こちらは、そんなヴィクトリアンテイストがたっぷり楽しめるクッション。左側のクッションには、アリスが白うさぎを追いかけていくシーンが描かれています。アリスファンにはたまらないノスタルジックな雰囲気ですね。
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乙女チックなアリスの布小物は、来週7月8日から始まる、楠田誓子さんの「不思議の国アリス展」で展示販売されるそう。
アリス展の会場は、阪急うめだ本店(大阪)の9階催場で開催される一大イベント、「つくるときめき セッセ手芸雑貨マルシェ2015」。
アリス展ブースの向かいは、テキスタイルマルシェのようですから、布好きさんにはたまりませんよ。会期は7月14日まで。お近くにお出かけの際はぜひ。

「つくるときめき セッセ手芸雑貨マルシェ2015」の詳細はこちら。
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/sesse/

楠田誓子さんの紹介はこちら。
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/sesse/detail/detail09f_008.html

楠田誓子さんのブログ 
http://www.iyo.ne.jp/matilda-rose/

bookmark_border帆布ショルダーバッグの作り方

サイズ:タテ約28cm× ヨコ約42cm、マチ約14cm(肩ひも含まず)

ふんだんに金粉を用いたシンプルなプリント、トレフル スパークルで作ったショルダーバッグです。
ところどころかすれた風合いがおしゃれ。家庭用ミシンで縫える限界の厚さ、8号帆布は、型くずれしにくく、フォルムがそのまま保てるので、バッグづくりにおすすめです。

デザイン・製作:コッカファブリック


使用した布:
 P37700-701(A)(8号帆布)


材料:
□表 布 110cm 幅×70cm
□裏 布 110cm 幅×40cm
□接着芯(中厚) 90cm 幅×70cm
□広幅テープ 45mm 幅×110cm

kokka-fabric.com/wp-kokka cs113_shoulderbag

裁ち方図と作り方はこちら
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コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。